こんにちは、ドラム講師のハルです。

 

レッスンをやっていると本当にいろんな重要な発見をさせていただきます。

その一部をこのブログでもシェアさせていただきたいと思います。

 

みなさん感覚は使ってますか?

 

10年以上レッスンをやって、いろんな生徒さんを見てきた中で常に感じることです。

多くの人が「感覚」の使い方がわからなくなってる。

 

「思考と感覚」ということが僕のレッスンでは大きなテーマの一つなってます。

 

まずとんでもなく重要なことなのですが

「思考が感覚を麻痺させる」

ということです。

 

頭で考えてる時は感覚情報が遮断されてしまうんです。

このことからいろんな言葉で示唆がありますよね。

 

習うより慣れろ

Don't think! Feel.(考えるな!感じろ)

体で覚えろ

 

などです。感覚は複雑な情報処理をとてつもないスピードで処理する能力です。

「直感」というのがまさにそれです。この時に思考は停止させないといけないんです。

 

楽器演奏というのはとても高度な情報処理と身体性が必要になるので、感覚を上手く使えないと大したことが出来ないんですね。

 

ここで常に悩むところなのですが、譜面を使用すると思考が優位に働いて感覚が麻痺しやすいということなんです。譜面は演奏を手助けするものと考えていますが、逆に弊害になってしまうこともあるんですね。

 

幸いドラムという楽器はそこまで譜面に頼らなくても演奏出来てしまうので、レッスンでは基本使用してますが、どうしても混乱してしまう場合は譜面から一旦離れることもよくあります。

 

プロミュージシャンの中でも音符、おたまじゃくしは読めないというのはよく聞く話でもあります。小室哲哉さんや細野晴臣さんみたいな大御所の方でも、コード(和音)の理解はあるけど音符は読めないと本人がおっしゃってましたから。

 

思考は思考でとても大事なのですが、今の社会だと何も考えなければ思考が優位になり、感覚は鈍る一方なのでもっと感覚を使っていきましょう!という話なんです。

 

この「思考と感覚」については語り出すとキリがないので今回はここまでにしたいと思います。またすぐ書きます。たぶんw

 

先月の桜。自然は感覚を目覚めさせてくれますね!