終わりました~。(*^_^*)
毎年この時期に行われる5日間のサマースクール。在学生以外の参加もあり、9月からの新規生徒獲得に向けての営業活動でもあります。
私は2回目の担当でしたが、今年はジュニア(6-7歳)、ユース(9-10歳)、インテンシブ(バレエ経験のある10歳以上)の3クラス教えました。
緊張の糸が途切れない毎日でした(-。-;。
特にバレエ経験がほぼゼロに等しいジュニア&ユースに関しては、通常のバレエクラスをやるのとはまったく違う工夫が必要だったので、あの手この手試行錯誤でした。バレエの基礎をしっかり伝え、尚且つ楽しく踊る。最終目標はごくごく短期間で積極的に学びながら最終日に"あー、バレエって楽しい"と思えるようになることでした。
そのために、うちのもうすぐ5ヶ月になるネコ様たちに協力を仰ぎ(一方的に)、ダンサーと猫族に共通する身のこなし方を写真&ビデオ資料を見せることにしたのです。常日頃、猫の身体能力の高さには本当に驚かされるのですが、この時代のデジタル技術の向上も負けていません。スマホ1つで簡単に動画をスローモーションにしたり、猫の俊敏なジャンプなど一瞬一瞬の出来事を瞬時にカメラにおさめることが可能となったのはここ最近のことです。
そして何よりも初対面の子供たちの心をほぐす、癒す、自然と笑みがこぼれる→いい事づくし。前に猫に引っ掻かれた経験のある子供も熱心に見入っていました。その姿を目にするだけで人を惹きつける、というのはダンサー、猫、共にある美しさなんだろうなぁーと妙に感心していたわけであります。
うちの子たち自慢は次回ブログでたっぷりすると致しまして、カナダに来て代行レッスン以外で6-7歳と関わるのは今回が初めてでした。だいたい私の教えるターゲット層は10歳からなので、私にとって大きなチャレンジ、そして学びでもありました。
骨モデルのMr. Bob (生徒が名付け親)↓ も毎日大活躍。
身体中の関節を確認後にネジを締めて、ロボット人形に。コッペリアの音楽で魔法使いによって人間の女の子に変身して、滑らかな動きへと一転。
本当のあらすじより、ちょっとシンプルに変えながら、子供たちが繰り広げる無限大の想像力や可能性に教わることがたくさんありました。
プリエとかタンジュとか、身体のプレイスメントとか、どんなに正しい情報だったとしてもそれをくそ真面目に伝えても彼らはそっぽを向くだけです。
まずは興味を持ってもらうきっかけ作り。
そして、何よりも伝える側が楽しんでいるかどうか。
これは対象がどんな年齢であろうと共通することなんではないか、と感じました。
5日間継続的に教えられたのは、ジュニアの子たちだったので最後に写真入り手作りカードを渡しました。最後のご挨拶が身に入らないくらいカード気に入ってもらえたようです。
反省点も踏まえつつ、この経験をすぐにやってくる新学期に向けてどう活用していけるか。
その前に結婚3周年が巡ってきます。いつも支えてもらっている夫に大感謝✨。
カナダ生活も2年半。これからの頑張りが未来を切り開いてくと気持ちを強く引き締めております。
そして、楽しむぞ~!