ひとりごち。
今日見た夢…。
世界の頂上から世界を見下ろしている。
とてもとても嫌なことばかり経験して、やっとたどり着いた場所。
世界はこんなにも広い。
ひどいところだ。
汚くて、腐っていて、美しい。
雲海のはるか下、世界を一望する。
豪風が往く。体を持って行かれそうになる。でも全然こわくない。
不思議と気分は高揚して、ほんとうに飛び出しそうになる。
こんな高いところがあったんだ。
とても素敵なところだ。
しばらくのあいだ、風と雲の間に抱かれてみる。
自分のそばにあるのは、一機の飛行機 。
流線型の、しなやかな青いボディ。
僕と風と一体となり、空を駆ける。
これ以上ない、いい機だ。
一人でこんなところまできてしまった。
もう帰れないところまできてしまった。
帰りたいような気もする。
でもなんだか、家にいたころのことはすごく非現実的に思える。
もうそれだけ、遠いところになってしまった。