『天才シェフ 危機一髪』は金曜日の夜に。
007のようなタイトルにたがわず、世界に名だたるレストランでは、
突拍子も無い騒動が起こっている。
それでも「何があっても料理は出す!」のが名レストラン。
その騒動を美味しくまとめた真実の物語=Real Storyが40編。
大きなレセプションで使うメイン素材が・・・・。
言語が通じなくってオーダーが・・・・。
この本を読むと、シェフは災いに巻き込まれるのが
商売のようにすら見えてくる。
それにしても、どのシェフの料理も美味しそうなことこの上ない。
金曜日、22時まで残業してやっと家まで帰り着いたのに、
冷蔵庫を開けてみると、缶ビールが2本。
ワインすら、干からびたチーズすら見つけられない。
そんな夜に、缶ビールをすすりながら読むと、
「明日はランチもディナーも、
フレンチかイタリアンを食べに行っちゃうぜ!」
と猛烈な勢いで予約をしてしまう衝動には抗えないはず。
かくにレストランの舞台裏は、物語に満ち満ちている。
サルビア書店 秋月
キンバリー・ウイザースプーン&アンドリュー・フリードマン、日経BP社、@1900+税