陶磁器絵付けの難しいところは、例えば、絵を描いてその周り一面に色を付けたいとき、あらかじめ下に色を塗っておいて、その上に描くことがなかなかできないところです。
焼成するまで完全に絵の具が定着することがないので、色が混ざってしまうし、だからといって一度焼いてからその上に描くと、下の色が上の色に透けてしまうからです。
なので、色を絵の周りにつけたいときは絵をよけて筆やスポンジを使うか、色を付けておいて、絵を描く部分だけを白く拭き取るのが一般的です。
・筆で色をつける→ 筆の跡が出てしまいなかなか均等にきれいに塗りにくい
・スポンジで色をつける→描いた絵のところにはみ出しがち。複雑な絵は、きれいに拭きとるのが大変。
・絵を描く部分を白く拭き取ってから描く→絵の形が予め決まってしまうので、不自然になりがち
そんな時に活躍するのが、レッドレジスト(マスキング液)です。
使い方
1,絵を完成させて焼成した後、絵の部分にマスキング液を筆で塗ります。
2,この時に、下の絵が透けない程度の厚みで塗っておくと、はがすときに楽です。
3,5分程度おいて、触ってもくっつかなくなったら、スポンジで色をつけます。
この時にマスキング液を塗った部分にはみ出しても、もちろん大丈夫です。
4,色をつけ終わったら、乾いたマスキング液の端からピンセットなどでつまんで、周りの色を塗った部分につかないようにはがしていきます。
※絵が大きい場合(範囲が広い場合)、全部にマスキング液をぬる必要はなく、周りのはみ出しそうな範囲だけでも大丈夫です。
※直線や曲線の場合は、マスキングテープがおすすめです。
※しばらく使わなかったり、気温の低いところに置いておくと、硬くなります。その場合は、ビンごと湯銭すると柔らかくなります。
こちらは、マスキング液をはがすときの動画です。
剝がす作業は楽しいですよ!
参考までに。
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