どうにか旧暦のひな祭りに間に合った手描きのお雛様。

 

 

 お人形は、「塗るだけだから簡単!」と思われがちなのですが、

 

 この状態から

 

 

 

こうなるまで

 

 

けっこう時間がかかります。

 

 

 まず、デザインを決めるのに、なんとなく下描き。

イメージを固めます。

参考資料があるときは、本の名前とページも書いておきます。

 

 

 

 この作業は、デザインがばっちり決まっているときは、しないときもあります。

 

 

 次は、着物の柄から描いていきます。

 

 姫・殿ともにメインの柄はイングレーズにしました。

イングレーズの場合は、1200度程度まで窯の温度を上げるため、できるだけ一度で焼きたいので、イングレーズの部分はすべて描けるように、描く部分はしっかり決めて、大きな柄のみ下描きをしておきます。

 

 このお雛様の場合は、殿の上部、大きな柄のラインと、外側のぶるーがかったグリーンの部分。

姫の着物のライン、細かい桜の模様(折り返し部分以外)全部です。

 

 姫の桜の柄は、桜の花の色6色(薄い赤、ピンク、薄ピンク、サーモンピンク、薄いサーモンピンク、オレンジがかったピンク)と真ん中の黄色、グリーン(おしべ)を使用しています。

同じ色の部分をどんどん描いていきます。

 

 

 

 ここまでで、一度焼成(1180度)。

 

 

 次は、殿の文様の上に、マスキングをします。

そして、パディング(スポンジ)で色を付けます。

マスキングをはがしたら、文様の真ん中など、中金盛りをする部分を描いていきます。

中金盛りをしないところは、できる範囲で金を描きます。

 

 姫も中金盛りをするところ(着物の桜柄の中の雲の部分)を描いていきます。

ここで焼いてもいいのですが、焼きの回数を抑えるため、帯の部分も一緒にパディングで色を付けました。

 

 ちょっとアクロバティックな体勢の姫。

うっかり触ったり倒したりしてしまわないように注意しないと、苦労が水の泡ですあせる

 

 

ここで、830度で焼きます。

 

 

その2へ続く