スタジオアンジュでは、毎月第三金曜日に、九州から鍋島焼の一流職人である前田清峰先生に来ていただき、鍋島染付教室を開講しています。

 

 そもそも染付ってなんなの?の続きです。

 

①はこちら→☆☆☆

 

 

 

 染付とは、素焼きに線描き・ダミで絵付けをする手法です。

 

こういう↓独特の美しい青、染付の作品は、どのようにして作られているのでしょう?

 

©前田清峰先生

 

 前回、素焼きについて書きました。

 

 

 では、そこにどうやって絵を付けていくかを説明していきたいと思います。

 

 

まず、図案です。

 

 鍋島絵付けの場合、伝統的な鍋島の柄というのがあります。

現存している鍋島は数が少ないので、どうしてもバリエーションは限られてしまいますが、それでもたくさんの素敵な図案がたくさんあります。

 

 教室では、鍋島の図録やコレクションの本を参考に、下描きを起こしていきます。

 

 

下描きの方法

 

 まず、和タイプ紙のような薄く柔らかい紙に、下描きを鉛筆などで写します。

それを裏返し、筆に炭を付けてなぞっていきます。

細かい葉脈などは省き、なるべく均等な濃さになるようにします。

 

 それを素焼きの上に置き、セロファンなどをあてながら擦っていきます。

 

 そうすると、下描きが写ります。

 

 

 

 プロの職人さんは、この一枚の下描きで10回以上、写すことができます。

プロでない場合・・・3回くらいでしょうか・・・あせる

 

 

 こうして写った下描きは、あまり炭が濃すぎると、ライン描きやダミの絵の具を弾いて邪魔になってしまうので、少し擦って消します。

ぼやっとしますが、あとは原画を見て補いながら描きます。

 

 その他、写真を見ながらそのまま描くという手もあります。

 

 

 先生は何度も描いている図案だと、このような感じに↑ささっと描いてしまいます。

作品の大きさや形状によって、葉の数を減らしたり、柄を繋げたり、アレンジすることもあります。

 

慣れないとよけい時間がかかるので、写した方が無難ですが。。

 

 

 次回は、線描きについてです!