絵の具の話、番外編?です。
アンジュは、ポーセリンペインティング教室ですが、ガラス絵付けもしています。
今回は、そのガラス絵付けで使う絵の具の話です。
ガラスの絵の具は、陶磁器用と同様、顔料です。
ですが、推奨焼成温度は、580~630度。
低鉛耐酸絵の具ですので、安心して食器に使用していただけます。
陶磁器用の絵の具に比べてかなり低いので、もちろん一緒に使うことはできません。
オイルは、陶磁器に使っているものと同じミキシングオイル、ペインティングオイルです。
特徴としては、
・発色が良い(鮮やかな色が出る)
・ガラス質が多く、剥離しにくい
・描く時、重く感じる
といったところでしょうか。
色がはっきりしているため、焼成回数が少なくてすみます。
ただ、色が飛びやすいので、焼成後の色が思ったよりも薄くなったり、イメージ通りにいかないこともあります。
また、陶磁器よりも剥離が少ないのですが、だからといって盛るように描くと垂れることがあります。
リアルな絵をきれいに描こうと思ったら、2回、3回焼成をするといいと思います。
陶磁器用絵の具と同じく特別に細かく挽いてありますので、練るのが簡単で楽にでき、描き心地もなめらかです。
扱いが楽で描きやすい!と、ガラス絵付け専門で作品販売をしているプロの方にも使用していただいています。
2回焼成の作品です。
金彩も、ガラス用のものです。(ガラス用金液は、お取り寄せのみとなります。お問合せ下さい)
また、ガラスは透明なことから、絵があまり目立たないので、このように白いベタの転写シートを貼り、一度焼いてから、その上に絵を描くということもできます(転写シートは、ショッピングサイトに掲載していませんので、ご希望の場合はお問合せください)。
こちらは、スリガラスのランプです。
はじめから白くなっていますので、絵を描くには向いていますね。
それから、こちらの作品のように、陶磁器と組み合わせてみても、表現の幅も広がります!
ガラスで注意したいのは、焼成です。
ガラスは、融点が低いため、溶けたり変形しやすいのです(割れるというのはほとんどありません)。
クリスタルガラスはきれいですが、550度以上だと溶けてしまうので、使用できません。
素材は、ソーダガラスやカリガラスがおすすめです。
ソーダガラスは、ジャムの瓶や一般的なグラスなど、わりと安価なものが多く、試し焼きするにも向いています。
単純な形のものは変形しにくいので、はじめは平らなお皿や足のついていないグラスに描くのがいいと思います。
ワイングラス等、足に対して上に重心があるものは、足が曲がる可能性があります。
さかさまにして焼くという手もありますが、成功するかはなかなか見極めが難しいところです。
大きなもの、底が分厚いものも、引っ張られて変形することがあります。
いい作品を作るには失敗もつきものですので、いろいろ実験あるのみ!ですね。
※以前は、アンジュの教室でガラス絵付けのクラスを設けていましたが、現在は、ヨーロピアンクラスでガラス絵付けのテクニックも学ぶことができます。
興味のある方は、絵付け教室アンジュのサイトをご覧ください。
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