絵の具の話の続きです。

 

 まとめですが、アンジュの教室で使っている絵の具は、大まかに分けると

 

①一般的な絵の具

②鉄系の絵の具

③レリーフ用の絵の具

④有鉛の絵の具

⑤イングレーズ用の絵の具

 

こんな感じです。

 

 

 今回は、⑤の説明をしていきます。

 

 

⑤イングレーズの絵の具

 

 イングレーズとは、釉薬の上に描くオングレーズ(上絵付け)に対して、釉薬の下にもぐる絵の具で描き、焼成する技法のことです。

推奨焼成温度は、1150~1200度程度です。

器の本焼き温度よりも、50~100度くらい低く焼くといいと思います。

 

色見本↓

 

 

 

 特徴としては、

 

・染付けのような風合いを出せる

・一般的な絵の具にない色が出せる

・描く時、重く感じる

・経年劣化がない

 

それから、①②④の絵の具で描いて焼いた後、上に金彩を描いても、光らない、もしくは光が鈍くなるのに対して、イングレーズだと

 

「金彩を上に描いても金が光る」

 

というメリットがあります。

 

 

 

※注意点

 

〇生地を選ぶ必要がある

 

 イングレに対応していない白磁(一応焼けますが、被膜が張ったようになったり、発色がきれいではありません)、ボーンチャイナ、ニューボーン、マグネシウム釉は避けて下さい。

 陶器は、本焼きの温度が磁器よりも低いため、イングレーズには対応しません。

 

 磁器であっても、時々、表面が凸凹になったり、ブツブツしたガラス質が出てきたり、変形することがあります。

釉薬がハマにかかっているものも、窯にくっつくので避けて下さい。

 

 不安な場合は、アンジュの店舗で扱っている焼成実験済みの生地をおススメします。

 

〇焼成前に、窯の掃除をしてください

 

 アルミナ粉がくっつくことがあります。

また、陶芸などと兼用の場合は、特にいろいろくっつきやすいので、掃除機などで窯の中のごみを取ってから焼成することをおすすめします。

 

 

 イングレーズの絵の具は、色の種類が少なく、焼成後色が変わるものもありますので、混色するには経験が必要になりますが、これに関しては、イングレーズで焼いた後に、他の絵の具を使用して描き加えるということもできますので、すべてをイングレーズで描く必要もないかと思います。

 

 

 ③の絵の具を紹介したときに載せた画像ですが、ブルーの部分がイングレーズ、赤は②鉄系の絵の具です。

 

 

 こちらの馬の置物も、イングレーズを使用しています。

①の絵の具にはない、真っ赤な色が出せるのも特徴です。

 

 

 

 

もちろん、洋風にも使えます。

 

 

 

  使いこなすと作品の幅が広がり、面白い表現もできるので、高温に対応している窯をお持ちでしたら、ぜひ挑戦してみてください。

 

 

 

 

 


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