絵の具の話の続きです。
前回からのまとめですが、アンジュの教室で使っている絵の具は、大まかに分けると
①一般的な絵の具
②鉄系の絵の具
③レリーフ用の絵の具
④有鉛の絵の具
⑤イングレーズ用の絵の具
こんな感じです。
今回は、③の説明をしていきます。
③レリーフの絵の具
レリーフ、いわゆる中金盛り用の絵の具です。
低鉛耐酸絵の具ですので、安心して食器に使用していただけます。
中金盛りとは・・・
絵の具で盛り上げて描き、一度焼成した後、その上に金彩をします。
それによって、金が立体的になり、より豪華な印象を与えることができます。
アンジュで扱っているレリーフは、2種類あります。
1、レリーフ(白盛り)
推奨する焼成温度は830度です。
ボーンチャイナやマグネシウム釉などの柔らかい生地でしたら、780度~でも大丈夫です。
白盛りの絵の具は、溶いたときの色がかすかにグレーがかった白で、ペインティングオイルは少なめに、ペーストっぽい状態で描きます。
きりっとしたラインを引くことができるので、細く盛り上げたいときにはお勧めです。
広範囲に盛るにはあまり向いていません。
焼き上がりの色は、白です。
◎使い方のコツ
・よく練ること
・なるべく空気が入らないようにすること
練り方が悪いと、焼成後に、ブツブツが出たり、ざらざらしたりします。
・硬い生地、白磁の場合(本焼きの温度が高い生地)、剥離することがありますので、もう一つのレリーフ(透明盛り)と混ぜて使うといいです。
・白い生地に白い絵の具で描くのは見にくい・・・という場合は、黄色の絵の具を少量混ぜて下さい。
黄色なら、上から金を塗った時もあまり色が金に影響することがありませんし、金液が薄かったとしても、目立ちません。
仕上がりは、こんな感じです。
2、レリーフ(透明盛り)
推奨焼成温度は、780~830度です。
白盛りよりもガラス質が多く(ほぼガラス質の成分です)、定着しやすい透明盛りレリーフ。
その名の通り、焼き上がりは透明になります。
用途が幅広いからか、実は一番売れている人気の絵の具です。
こちらも、ペインティングオイルは少なめで、盛り上がって広がらないくらいの濃度でお使い下さい。
使い方のコツは、白盛りと同じです。
ただ、こちらの方が剥離はしにくいです。
白盛りレリーフよりは広がりやすいのですが、その分広範囲に使うのに適しています。
例えば、葉っぱの形に盛り上げたいときなどは、こちらの方が空気が入りにくいのでいいかもしれません。
透明盛りの使い方としておすすめなのが、
「一般的な絵の具」と混ぜて、盛り上げて色を付けること
です。
この場合の推奨焼成温度は800度です。
ビーズのように出っ張った点を打ったり、宝石のようにちりばめることも可能です。
作品の装飾やワンポイントになります♪
(色によっては、濁ったり、混ざりにくいものもあります)
それから、和絵の具のように使うこともできます。
ちょっと分かりにくいかもしれませんが、こんな感じに使います。
緑の葉の部分が白盛りを使ったところです。
和絵の具のように色が極端に変わることがない(多少は変わります)ので、仕上がりが想像しやすく、扱いが楽です。
混色の割合は、透明盛りが多めな方が剥離しません。1:1以上がいいと思います。
貫入の入った陶器にもおすすめです。
また、以前ご紹介したのですが、こういう使い方も↓
次回は、④有鉛の絵の具 の説明をしたいと思います♪
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