さて、今回は絵の具の話です。
絵の具とオイルのところで書いた通り、絵の具は顔料と重金属、ガラス質その他の調合で出来ています。
このような粉状で販売しています。
絵の具も、佐々木裕子先生の著書で使用しているものと同じです。
粉状にしてもらう際、メーカーさんに2度挽いていただいているので、オイルで練るときも描く時も、絵の具のザラザラが残りにくく、使用しやすくなっています。
上の写真の10gの小袋で、かなり使い出はあります。
同じ色で広範囲に色をつけたセットを描くなど、よほどたくさん使わない限り、10年以上習っていても使いきれない場合もあるほどです。
アンジュの教室で使っている絵の具は、大まかに分けると
①一般的な絵の具
②鉄系の絵の具
③レリーフ用の絵の具
④有鉛の絵の具
⑤イングレーズ用の絵の具
こんな感じです。
①一般的な絵の具
推奨する焼成温度は830度です。
含金性のものは、もう少し高くてもきれいに発色します。
低鉛絵の具ですので、安心して食器に使用していただけます。
グリーン、ブルー、ピンク、イエロー、ブラックなど、ほとんどの絵の具がこちらに分類されます。
グリーン、イエロー、ブルー等に比べると、ピンク系のもの、マロンなどの含金性(金が入っているもの)は価格が高い傾向にあります。
混色はできますが、発色のよさ、きれいな色になるかどうか、どの色が勝つかは、成分や混ぜたときの分量によって変わってきます。
主観や好みもありますので、一概には言えませんので、焼成実験あるのみ、です。
注意点としては、ロイヤルブルーなど濃いブルー系は、耐酸性がなく、強い酸性のもの(レモンなど)を付けておくと、色が取れてしまいます。
おススメの使い方のある色は、また少しずつ書いていきたいと思います。
②鉄系の絵の具
推奨する焼成温度は、780度です。
こちらも、低鉛絵の具ですので、安心して食器に使用していただけます。
茶系の赤、朱色、オレンジかかった赤などの絵の具で、鉄サビの成分を含んでいるため、高温で焼成すると、焦げたような茶色に傾きます。
また、混色にもあまり向いていません。
例えば、ミキシングホワイト(白)と混ぜると、見た目はきれいな薄いオレンジ赤のような感じになるのですが、焼成すると色が飛び(なくなり)ます。
教室では、この特性を活かしてイエロー系などで赤い果物の境界をぼかし、自然に光が当たった表現に用いています。
また、鉄系には和風にも合う色が多いので、単色で赤絵や色絵に使うのもおすすめです。
鉄系の色同士の混色は、問題ありませんので、試してみてください。
次回は、③レリーフ用の絵の具 の説明をします♪
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