すっかりブログに書くのを忘れてまして、すでに昨年の話ですが、アンジュの講師がまた一人、
陶磁器製造(絵付)一級技能士
の試験に合格しました。
これで、アンジュ所属の一級技能士は、全部で6名になりました。
きいた話ですが、今まで一級の合格者は、全国で三百数十名だそうです。
鍋島染付け教室の講師をしていただいている前田清峰先生も一級技能士ですので、割合から考えても個人のアトリエで7名も一級技能士がいる所は珍しいかもしれません。
合格すると、賞状と技能士バッジがもらえます。
こういう盾もあります(別売り・・・笑)。
1級技能士といっても、どんなものか分かりづらいとは思いますが、例えば文部省が行っている英語検定や漢字検定のようなものとは違い、「職業にしてから7年経っていること」で受験資格を得られます。
厚生労働省の認定で、いわば国家試験です。
一級の試験内容は、筆記試験(陶磁器製造について)、実技「30cmの壺に6時間で絵を完成させる」というもの。
絵の課題はその年によって変わります。今回は、牡丹でした(芙蓉、菊、四君子のときもありました)。
6時間、あっという間です。
技能検定は、もともと職人さんのためのもので、伝統工芸士など陶磁器の産地の人でないと取得ができないもの以外では、唯一といっていい資格です。
が、今回を以て試験が実施されなくなるかもしれないようです。
理由は、年々受験者が少なくなっていること(もともとは2年に一回だったところも、今は3年に一回になりました)、採算が合わないことなどのようですが、ただでさえ窯業が衰退して絵付師も減っているのに、検定そのものまでなくしてしまっては、ますます衰退する一方だと思います。
特に産地にとってはマイナス要素しかありません。
同じ陶磁器製造の分野でも、「ろくろ作業」の試験はすでに廃止、「原型製作作業」も休止(実質廃止)されてしまいました。
ろくろの試験は難しすぎて受かる人がほとんどいなかったようですが・・・。
陶磁器製造の分野だけでなく、金属溶解や木型作成なども廃止に挙げられているようで、全体的に技術者が減っているのが現状なんだなとつくづく感じます。
絵付けの試験は、ほぼ廃止の方向になっているようですが、継続してほしいなと思います。
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