私がサンタフェ鉄道(AT&SF)嫌いになったいきさつは、20年以上前に遡る・・・。
その頃、アメリカ型はNゲージで始めていた。
関水金属=kATOのラインナップが充実し始めた頃でもあった。
ホビーセンターカトーでは講演会も行われ、浦和に『トレインショップ』というアメリカ型を定期的に仕入れる専門店が開店した時でもあった。


その頃はサンタフェ鉄道(AT&SF)が大好きだった。特にFユニット等における『ウォーボンネット』と呼ばれるデザインに憧れていた。しかし・・・・・、その憧れが・・・、突如として、その講演会で打ち砕かれてしまったのである。

ゴールドも存在する・・・

 

講師曰く・・・、『ワーボンネット、ワーボンネット・・・・・』・・・・・。
私自身、『ワー、ワー・・・』泣き叫びたい気分だった。

というより、薄気味悪さを感じたのだ。

まさか、『ワーボンネット』という言葉でサンタフェ鉄道を退くとは夢にも思っていなかった。最後まで手放さなかった“ブルーグース”も、実車における単調な客車編成のデザインのため放出・・・。しかし、ただ一つ、今でも大事にしているSL(もちろんパシフィック)と客車編成がある。それが“バレーフライヤー”の編成だ!


この編成の魅力は半流線型(セミストリームライナー)のパシフィックに絞られるかもしれないが、実車の客車編成もヘビーウエイトが上手く化けたスタイルでファンを魅了する。

 

 

ということで、2004年製『The Coach Yard』のブラスモデル登場である。
本来、客車は6両編成だが、レール数の関係で今回は4両での撮影になってしまった。

 

 


【バレーフライヤーとは】
1939年と40年にサンフランシスコのトレジャーアイランドで開催されたゴールデン・ゲート国際博覧会の旅客輸送のため、ベーカーズフィールド⇔オークランドに期間限定列車を設定し、“バレーフライヤー”と名付けた。専用牽引機にはパシフィック2両(#1369、#1376)が流線型仕様に改造された。客車はエアコン付きヘビーウエイトの6両編成で、機関車と共通のライニングが施され、テール・サインに列車名を掲げた。
“Valley”は、同鉄道のサン・ホァキン渓谷San Joaquin Valleyルートに因む。

 

続く・・・・・