ハナレという住まい方 | ステューディオ2アーキテクツ MEMO 2025

ハナレという住まい方

S邸アネックス


以前設計監理した二世帯住宅南側の車庫を解体し、ハナレを計画中です。


敷地の隙間にすべり込ませるから、奥行15メートルに対して幅は2.5メートルしかありません!


母屋のリビング(人が立っている場所)からの視界が閉じないように、2階部分が東西に分かれています。


つまり、寝床にあがる階段が別々にあって、


ひとつはダイニング上空の三角の高天井のスペースに浮かぶ寝床。


もうひとつは、東の窓先に、空に向かって上り坂になっているルーフデッキが伸びている寝床。


都市の限られた敷地の中で、いかにハナレているのかが大切な視点です。


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前回のブログのハナレ小島に泳いでみる感覚と、ハナレに住まう感覚は、近い気がします。


つかず離れず、気配は伝え合いながら、まったく別の場であるという感覚。