POLO CHAIR | ステューディオ2アーキテクツ MEMO 2025

POLO CHAIR

polo

ロビン・デイのポロチェアは大好きな椅子のひとつです。


駅のベンチみたいだなんていう人もいますが、とんでもない!


ロンドンのLOFTから8脚直輸入したのはもう13年も前のことですが、今もアトリエで愛用しています。


何脚だってスタッキング出来る上に、左右の脚に大小があって、金具なしで相互の脚を絡めて連結することもできます。


さらに背の高さは絶妙に抑えられていて、背もたれ上部のカーブに肩甲骨がちょうど乗っかるように考えられていて気持ちよいうえに、ぎりぎり机の下に滑り込むように配慮されているのです。


座ってみれば、ポリプロピレンや細いスチールパイプのしなりを活かして座り心地をやわらかくしていることがわかります。


このタイプの椅子は硬くてしならないものも多いから、座り比べてみることをお勧めします。


好きな訳を書きだすときりが無いですが、もう一点、アイコンになっている穴は、テラス使用時に雨水が流れ落ちるためでもあります。


久しぶりにLOFT のサイトを見たら相変わらず、当時提供した拙宅FLAT Bでの写真を使っていました。


じつはこれ、著名な写真家の高瀬良夫さん(故人)が自邸の撮影に来られた折、遊び感覚で撮ってくれたスナップです。


椅子のフォルムもよいが、さりげなく撮っているようで完璧な構図であることにあらためて感動しました。