確認申請つづき | ステューディオ2アーキテクツ MEMO 2025

確認申請つづき

建築確認の審査が民営化されたことのメリットのひとつは


目的に応じて複数の意見から選択できるということでした。


ところが、複数あるがために、行政をはじめとして、


どこも面倒な審査は避けたいという流れになります。


同じ審査料金なら、簡単で工夫の無いほうが審査しやすい


よい設計というわけで歓迎されるという悪循環も。


子供達には知られたくない大人の事情。。。


「こういう類いの設計はよそにいってほしいんですよね」


とよく言われますが、建て主さんの予算を考えて


最初から値段の高い民間機関にいくわけにもいかず、


かといって雛形に倣ってつくれば只のハコ。


順繰りといろんな確認機関を巡礼するのが


建築家と構造家のデートコースというわけです。