確認申請つづき
建築確認の審査が民営化されたことのメリットのひとつは
目的に応じて複数の意見から選択できるということでした。
ところが、複数あるがために、行政をはじめとして、
どこも面倒な審査は避けたいという流れになります。
同じ審査料金なら、簡単で工夫の無いほうが審査しやすい
よい設計というわけで歓迎されるという悪循環も。
子供達には知られたくない大人の事情。。。
「こういう類いの設計はよそにいってほしいんですよね」
とよく言われますが、建て主さんの予算を考えて
最初から値段の高い民間機関にいくわけにもいかず、
かといって雛形に倣ってつくれば只のハコ。
順繰りといろんな確認機関を巡礼するのが
建築家と構造家のデートコースというわけです。