全裸主婦のことを考えよう!
子供や夫を送り出した後、ひとには言えないが、全裸になって家事する妻というのが、アメリカではそれほど珍しくはないのだという話。
大きなガラス窓で新緑や青空に開放された空間で、ひとりだれからも覗かれず、快適な室環境だとしたら。。。
全裸で生活するかどうかは人それぞれでも、雨戸や窓を閉め切り、トイレの鍵つき扉を閉め、閉鎖的なユニットバスでくつろぐことを望むひとがいるだろうか。
ほかには、ダイニングと同じ高さで隣接する和室や物置でしかない床の間。
赤茶のニスが塗られた銘木風家具や豪華な石模様のセメント板。
斑や汚れのクレームがつかないためのビニクロ仕上げ。
張らなくていい天井化粧板や扉のモール。
細かなことでもひとつひとつ、それがほんとにものづくりの常識なの?
多少面倒なプロセスはあっても、時間をかけて疑ってみる。
「全裸主婦のことを考えよう!」
つまり、少なくとも具体的な要望にはならない本能的な欲求を、世の中の常識とやらで閉じてしまうのはやめよう!
ということです。