素材・色・・・
埼玉の住宅ではOSBを構造材兼仕上材として使っています。
天井部分は素地のままですが、壁はひとの手に触れるから鑢をかけつるつるにしてから白く染色しています。
壁は構造釘の頭が露出するので、必要な間隔で丁寧にマーキングしながら打ってもらいます。
約10メートル角の正方形プランの中には、入れ子状にもうひとつ正方形が入っています。
その中には寝室や穴蔵状の寝台が入っていて、まわりがぐるりと廻れるリビングというわけ。
周りの白壁がなんとなく淡い水色に見えるのは入れ子の中の色が反射しているから。
仕上や色は予めスタイルとか理屈があるわけじゃなくて、計画や現場が進んでいくうちに、これしかないという組み合わせになっていきます。
