参議院選挙が終わったのでもう書いてもいいだろう。

 

近代最も優れた政治家であった、と過去形で表現する事になろうとは考えもしなかった。彼ほど国の内外で評価の分かれる政治家も珍しかろう。

 

メディアや文化教育関係が左寄りで自国を嫌う傾向にある我が国では、彼の功績を曖昧にしているが、欧米からのニュースでは日本の、と言うよりG7のリーダー的な存在だったとその功績を最大限に讃えている。

 

 

中国や韓国が世界中で日本の悪口を言いふらしていた時に、丁寧に日本の考えを世界中の国々に直接伝えた功績が最も大きいだろう。

 

戦後の日本は国際舞台では誰かの影に隠れ、進んで発言をしない控えめな外交を展開していた。

ともすれば無責任と取られるほどその存在は経済の大きさとかけ離れて小さかった。

その事で日本を嘗めた無礼極まりない近隣諸国に悪し様に扱われていた。

それを変えたのが安倍晋三である。

日本はこうする、こう考える、と発言する首相の登場は画期的で世界が注目した。

残念だが国内ではハッキリと発言する彼の事を徹底して嫌うメディアが多い。

国際社会で良好な関係を保つ為に最低限度必要だった集団的自衛権の国会決議では「日本は再び戦争を始めるつもりだ」と罵られていたがどうだろう、何か変わったのだろうか。

 

 

トランプがアメリカの大統領になると言う予想外の出来事をチャンスに変え、同盟関係を強固にした事を左翼思考の批評家たちは安倍氏をアメリカのポチと揶揄したが、この同盟がなければ今頃は中国や北朝鮮に占領されていたかもしれない。

ヨーロッパからのニュースを見ていると強ち絵空事ではなさそうである。

ウクライナの現状がその事の信憑性を高める。

 

誰だとて馬鹿にされてまで頭を下げたい奴は居ない、だが「下げたく無い頭も下げる」国を守るとはそう言う事だろう、その責任も覚悟も無い奴等は何でも言える。

彼の功績を正確に伝えるメディアが無かった事は少々気の毒であった。

 

危なっかしい世界情勢の中で日本が生き残る為の必要事項の遂行を左翼思想者は悉く批判する。

安全保障が最大の焦点とならない参議院選挙。どうやってこの国を守るのか。

安倍晋三亡き後、国際的な日本の立ち位置を誰がどうやって確保するのか・・・

いささか心配である。

 

悪口の言い合いで相手を貶める事が流行事となってしまっているこの国だが

捨てた物でも無いかもしれない。

若者が教えてくれた安倍晋三の4ヶ月前のスピーチ。

いつもの通り滑舌はイマイチだが、確かに頷ける

 

 

左翼思想の人は見ないほうがいい、きっと虫唾が走るだろう。

 

左翼思想と言えば言っておきたい事がある、もう選挙は終わったから言ってもいいだろう。

安倍氏が銃撃される数日前の事、彼らの街頭演説の中で、「安倍氏が死ねば国民にとってありがたい事」として、事もあろうに支持者ともども笑い飛ばしていた事である。

人の死を笑いにした事を、今回の事件で反省しているかと思いきや「安倍が撃たれた、ついでも嫁も撃って貰え」と政党支持者のTwitter。

震えが来るほど腹が立った。

 

言っておくが私は安倍擁護派でもなければ自民党支持者でもない。

この国とこの国の文化が好きなだけのただの老人である。

 

その「この国を愛する老人」から一言。

少しだけでいい、そろそろ襟を正して生きてみてはどうだろう。

 

 

                         by  がんこGG