三回目のワクチンを打つ日程が決まった。

これでようやく広島に帰る予定を立てられる、と考えていたらある人物から妙な忠告をされた。

「ワクチンは毒、打たない方が体に良い」とその人は言う。

「またか」と流していたら、ある「URLアドレス」を送ってきた。

「三回目を打ったら手遅れ」、と訴えるそのページではコロナはただの風邪、世界的

な大騒ぎはワクチンを接種させる為の陰謀らしい。

 

「ワクチン接種による差別の即時中止」や、「ワクチンによる人権侵害」を訴え

「ワクチン被害者、遺族の集団訴訟に対する側面からのサポート」が目的で、議員や医者、企業や学者までが参加している。

自分達は救世主との事だが論調はかなり稚拙、ただ本人たちは至って真剣なのだろう。

バカにつける薬なし・・・

世の中色々な考えがあってもいい。

ワクチンが自分にとって毒と考える人もいるだろう。

だがここまで徹底して社会の流れを無視し、自分達だけが正しいと盲目的に信じられると言う事は、思想宗教に取り憑かれた輩と同じ、まるでカルト教団の様相である。

 

かつて「話し会おう」と言えば言うほど左寄りに遠く離れて行った平和活動家の友達が居たが、その時と同じ虚無感である。

 

ページの最後に「募金のお願い」のコーナーがあるが枯れ尾花を見た気がした。

 

世界に目を向けると、ここでも思想や宗教や名誉欲に取り憑かれた「暴君」が主義主張の違う国を相手に「戦争もやむなし」の強権を発動し、周辺国を蹂躙している。

香港もウイグルもモンゴルもウクライナも、そしておそらく台湾も、世界の希望とはかけ離れた将来があり、それを受け入れられなければ全世界を二つに割った大戦争が始まるのだろう。

 

 

 

平和活動家の左翼思想者は思い通りになって嬉しい限りだろう。(これは本気の皮肉)

 

つくづく「人間」という動物は馬鹿だなあと思う、まさに「神」でも現れてくれなければ遠くない将来「人間の社会」は消えて無くなってしまう。

頑なで、狂信的な輩を見るにつけ「オーム」の時の様な虚しさを感じる。

 

残りの人生を考える時、出来れば超ノンポリで面白おかしい事ばかりにうつつを抜かしている様な仲間とだけ、笑って過ごしたいものである。

広島と東京と、何方にもとりあえず何人か心当たりがある、

うまい酒を飲みながら、いい音楽を聴きながら・・・       

                         by がんこGG