音楽が現在の様な「見世物小屋の客引き音楽」ではなかった時代。
それぞれの国の文化の香りを漂わせていた時代。
そんな時代の歌手が、また一人亡くなりました。
宮沢泰・岩谷時子の「東京たそがれ」を「ウナセラディ東京」としてヒットさせた事は有名。
それまでは「ワンナイトイン東京」と言う歌詞だったそうです。
その後、宮沢泰の「愛のフィナーレ」もヒットさせた。
独特のハリのある歌声は魅力的で母国では役者でもあったようだ。
90年代にピアフ追悼のNHKの番組に出た時の映像がある、この頃、喉が最悪の時期であったが流石の存在感だ。
ホストの沢田研二もヨーロッパの風情はとても似合う、プロデュースはコバさん。
ジュリーは誰かにプロデュースされた時が一番光る。
これからの人達は、こんな番組を見る事はおろか、制作する事も企画する事も出来ないだろう。
そう考えるとこれからの人達は気の毒だ。
ご冥福を祈ります。