批判を覚悟で言います
「私は賭け麻雀をそれほど悪いと思っていません」
 

勿論、反社の資金になるのなら別です。
更に賭博と娯楽の境に存在するいわゆる紳士協定のようなものも、無くすのは反対です。
人生ドラマが薄っぺらく判りやすい朝ドラの様になってしまいます。

麻雀は四人でするものです、
もしも賭け麻雀で訴追するのであれば関わった全員、最低四人が相手でしょう。
なぜ一人の人ばかりをターゲットにするのか、
なぜならその一人こそ首相のお気に入りだから、つまりは首相が嫌いだからでしょう。

 

首相が嫌われるのは身から出た錆で仕方ないでしょう。しかしだからと言ってその行動の全てを悪としてファシスト呼ばわりするのは隣国の日本叩きの様で少々薄気味悪い。

「坊主憎けりゃ袈裟(ケサ)まで」と言いますが「坊主憎けりゃ釈迦(シャカ)まで」になっていて己の首さえ絞めかねない勢いです。

前にも言いましたが、もう一度言います。
過剰な中傷は自分の考えが間違っていないと完全に担保されてからの方がいいですよ。

私の好きな映画に「ケイン号の反乱」と言うのがあります。
この映画は、絶対権力を持つ艦長に精神的な歪みがあり、乗組員全員でその行動を封じ込める様子を描いています。軍用艦の艦長に背いたわけですから軍法会議にかけられ、あわや有罪と言う時、証言台の艦長の異変で逆転無罪を勝ち取る流れが秀逸でハンフリーボガートの迫真の演技が忘れられません。
しかし、物語はそこからが本番です。
勝利を祝うパーティーの席で無罪を勝ち取った弁護士は言います。
「君たちは対立する前に、艦長を助け、彼に協力しようとしたのか? 君たちが艦長をあそこまで追いこんでしまったのではないのか?」
「君たちをそう仕向けた人物がいる、それは・・・・」

ぜひご覧ください。
 

かつてのハリウッドには「善悪を裁くことの難しさ」を問う映画に秀作が沢山ありました。

「正しい事をするのなら特に気をつけなさい善意は人を苦しめる」 
これはつねに私の映画のテーマです。