1. 今日という日に

2026年3月11日。東日本大震災からちょうど15年が経ちました。

 

毎年この日が来るたびに、あの頃のことを思い出します。当時社長だった父が、少し落ち着いたころに「被災地の子どもたちに、少しでも笑顔を届けたい」と言って、仕入先の協力を得ながらたくさんのあやとりひもを作りました。

 

そのひもが今日、カンボジアの子どもたちへ向けて旅立ちました。

 

2. 一通のメールから始まった話

2026年3月初め、見知らぬアドレスからメールが届きました。

 

NPO法人の協力のもと、カンボジアの貧困地域の子どもたちへの支援活動に取り組む埼玉の高校1年生の女の子からでした。現地の子どもたちに届ける遊び道具を探す中で、日本の遊びである「あやとり」に行き着き、あやとりひもを製造している会社を調べて、弊社に辿り着いてくれたそうです。

 

丁寧で、真剣な文章でした。高校1年生とは思えないほど、活動への想いがしっかりと伝わってきました。

 

迷わず、お手伝いさせていただくことにしました。

 

3. 震災のあやとりひもが、カンボジアへ

通常販売しているあやとりひもでも良かったのですが、考えたのは、東日本大震災の時に作ったあやとりひもでした。

 

被災地へ届けようと作ったものの、すべてを届けきれず、大切に保管していたひもです。15年間、倉庫の中で静かに眠っていたそのひもが、今度はカンボジアの子どもたちのもとへ届くことになりました。

 

8色×3本、合計24本。震災の記憶を抱えたひもが、新しい旅に出ます。

 

 

4. あやとりは、世界の遊び

実は、あやとりは日本発祥の遊びではありません。

 

世界各地で、文字が生まれる以前から自然発生的に親しまれてきた遊びです。国際あやとり協会(ISFA)という団体があるほど、世界中に広がっています。言葉が通じなくても、ひも一本あれば笑顔がつながる。そういう遊びです。

 

※国際あやとり協会とのご縁は長くなりますので、また別のnoteに書きたいと思います。

 

だからこそ、カンボジアの子どもたちにも、きっと馴染んでもらえると思っています。もしかしたら、彼らの間にも似たような遊びが伝わっているかもしれません。

 

5. 添えたメッセージ

少しでも喜んでもらいたくて、あやとりひものパッケージにシールを貼りました。日本語とカンボジア語で、こんなメッセージを添えました。

សូមឲ្យខ្សែអង្រឹងឆ្មានេះភ្ជាប់អ្នកជាមួយមិត្តភក្តិនៅទូទាំងពិភពលោក។ ពីប្រទេសជប៉ុន
「このあやとりひもが、あなたを世界中の友だちとつないでくれますように。日本より」

 

カンボジアの子どもたちが、このひもを手に取った時に、遠い日本から届いたものだとわかってくれたら嬉しいです。

 

6. これからのこと

現地での活動の様子は、後日改めてご報告いただける予定です。子どもたちが実際にあやとりで遊んでいる様子を、いつか見せてもらえることを社長はじめ、社員一同で楽しみにしています。

 

震災をきっかけに生まれたひもが、15年後にカンボジアの子どもたちの笑顔につながるご縁に感謝ですし、そんな小さな奇跡が訪れることを、日本からそっと祈っています。

 

また続報をお知らせできる日を楽しみにしております。

 

7.あやとりひもをご購入の方はこちら

ご興味ありましたら、ぜひ結び目のないあやとりひもを手にとって遊んでみてください。 → https://mori3-store.jp/collections/cats-cradle-strings-series