音楽で脳の形が変わる
音楽が脳に与える影響は想像以上に大きかった
ここ数年脳科学の研究に力を入れています。
ザルツブルグやドイツ各地で演奏している時脳科学者の方とお知り合いになるチャンスがあり、様々な切り口から研究を進めています。
日本の塚田稔博士とのお付き合いも随分長くなりますが今もこれからの研究のステップアップを考えています。サルディーニャでの脳科学学会もごいっしょさせていただきました。
現在科学的に立証されていることはとても多く、日に日にその数は増しています。
音楽はリズム、メロディー、ハーモニーと脳のそれぞれの部位に入りますがそれぞれ連絡を取り結局脳全体に駆け回るようです。そしてありとあらゆる病気に効き目がある。とライプツィヒで研究をしていらしたケルシュ教授はおっしゃっています。特にパーキンソン病には大きな効き目があり、すでに治療に使われているそうです。又痛みに対しても効果があり、ザルツブルグ大学付属病院では手術室から出てくると先ず音楽の聴ける部屋で休ませるそうです。驚くことに傷口の治りが音楽を聴いた方がずっと早いという事です。
それから免疫力が強くなるというデータもあります。
免疫についてはバッハの街ライプツィヒで研究が盛んに行われているのです。
又頭が良くなるという事実も確実なデータがあるという事です。それは胎児のころ(妊娠5か月以降)から始まり、母親の胎内で胎児の脳がいい形を作って行くことが分かってきたそうです。
よく日本の方は「私は音楽はわからないので」とおっしゃるのですが、博士によると分からなくても脳の中で音楽はいい作業をしているそうですので安心してお聞きになってみてください。音楽が嫌いな人にも効き目があると聞いたときはびっくりしました。
又皆で聞くとそこに協調性が芽生えるという事で、国連など大きな会議の前には音楽を聴くひとときを作っているそうです。
脳の形もいい形に変えて行くということですので、これからは音楽を様々な所で使うようになるのではないでしょうか。
調べれば調べるほど音楽の力、素晴らしさが浮上してきます。
最もっと研究して皆様にもお知らせして行きたいと思います。
私に教授たちから課せられた宿題、読んでおいてくださいという論文が20以上あります。すべて英語で書かれているので頭が重いです。
音楽を聴いて回転のいい頭にしなくちゃ!と自ら実験中です。