脳に起る変化「音楽が脳に何ができるか」
音楽が人の体や脳にいい影響を与えているという事は最近の科学でどんどん証明されています。
ザルツブルグの病院でどの病室でも音楽を聴く事ができるようにしたら、痛み止めの処方が少なくなった、という事実が報告されています。
鬱病やうつ気味の人にも前向きな考えができるようになったり、又免疫力が上がるという実験結果も出ています。
その研究を専門に行っている研究室もドイツにあります。
芸術に費用をかけている国ほど自殺率が少ないというデータもあり、音楽は私達の生活に必需品だと立証されています。
しかし日本において、なかなか日常の中で音楽が有効利用されているとは言えないのが現状です。
もっと音楽の有効価値を多くの方に知っていただこうと、脳科学者でNHKテレビなどでもお馴染みの塚田稔先生と「音楽が脳に何ができるか」(仮タイトル)という本を執筆することになりました。
昨年から何度も打ち合わせをしたり、調べ物をしたり、時にはヨーロッパの研究室を訪れて意見交換をしたり、と準備に追われてきましたが、この夏まとめに入りました。
研究を続けているうちに、「本当に音楽って素晴らしいものだ」この職業に就いたことが誇りに思えるようになりました。
又このすばらしさを皆様にお届けしなくては!!と義務感も感じるようになりました。