昨日から猫を飼い始めました。推定5〜6歳の野良猫(キジ白、メス)です。

ことの始まりは昨年末に庭先でその猫が肥料用の魚粉を漁っていたことからです。
猫好きの妻がシンガポールから帰国後(1月はじめ)に餌付けを始め、それからは毎日のように顔を出すようになりました。

非常に警戒心の強い野良猫で最初は私達が姿を現す度ににミサイルのようにジャンプして逃げていましたが、最近は徐々に慣れてきてここ数週間はうまく誘うと家の中まで上がってくるほどになりました。

妻はその猫をCleo(クリオ)と名付けました。目の周りの模様がクレオパトラの化粧に似てるからだそう。





万が一に備えてケージもリサイクルショップで購入したものの、いくつかの理由から保護するのを躊躇っていました。一番のネックはケージ飼いが数日間続いたら可愛そうだから、という何とも素人的な考えから。

先日の土曜日、猫の譲渡会を見学しに行った際、スタッフさんに『もし保護をしたいなら早いほうがいいですよ。もしメス猫だったらこれから暖かくなって子持ちになってしまう可能性が高いです。どっちにしても野良猫は最初の数ヶ月はケージ飼いをお勧めします』と言われてなるほどガッテン。

早速その日のうちに系列の猫カフェから捕獲器を借りて、トラップをしかけると信頼し始めていたCleoはあっさりと捕獲器にハマりました。

しかし、怒り方がすごい。態度が一気に変わり私達に敵対心むき出しになりました。

次の日の日曜日の午前中は予め予約を入れていた立川市の動物病院へ。
血液検査、感染症検査、マイクロチップ挿入、不妊手術、爪切り、ワクチン接種、ノミダニ駆除などもろもろをお願いしました。

※感染症、白血病、猫エイズ等はすべて陰性。

昨日の晩に動物病院に引き取りに。
結果は推定5、6歳のメス猫。もっと若いと思っていたのですが完全に大人の野良猫でした。しかも不妊手術を随分昔にすでに受けているとのこと。お腹を開いてからわかったことです。可哀想なことしちゃいました。


捕獲器からケージを入れるときに四苦八苦。失敗して捕獲器から脱走。部屋の中を走り回り、ギターやアンプを気にした私はパニックになり瞬間的に捕まえてしまい、その際に手を噛まれて負傷。幸い軽症だったのは念のため軍手を二枚つけてたから。*
しっかり消毒したので大丈夫だと思います。*


その後は妻が部屋の隅に逃げ込んだCleoに大きめのバスタオルを被せて安心させてから洗濯ネットを被せて、何とかケージ入れに成功。

しかし、その後も食事を拒否し続け、医者からもらった抗生剤も食事に混ぜたけど全く取らず。

今日もケージの中から私達を睨みつける有様。
妻が餌を上げようとする度にシャーッと威嚇までする。
完全を信頼関係が崩れたみたいで悲しくなりました。





ですが、先程やっとちゅ~るを舐めてくれて少し食事もしてくれた。少し一安心です。






大人の野良猫はハードルが高いという。将来部屋を荒らされるんじゃないかと正直なところ私は戦々恐々としてますが、とにかくケージの中でも少しずつ私達に慣れてほしい。そして私達を信頼してほしい。術後の痛みからも開放されますように。

*今日は職場の先輩(元・犬のブリーダー)から防刃手袋を勧められました。


【追記】
*念の為、噛まれてから2日後に近くのクリニックに行き、破傷風の予防ワクチン接種と薬1週間分(抗生剤、痛み止め、胃薬)などを貰ってきました。
破傷風のワクチンは全部で3回受けなくては効果が安定しないらしく、1ヶ月後とそれからまた半年後に接種するとのことでした。

とにもかくにも完全に大人の野良猫なので、信頼関係構築には長ーい期間が必要かも。慣れるまではじーっと見つめたり不用意に近づいたりするのは避けようと思います。

数日後に私が買った防刃手袋。私はXLサイズを買いました。ちなみに使う時は手袋の内側(手のひら側)と外側(手の甲側)を反対にして着けています。

【追記】
本格的に噛みつきや引っ掻きを防ぎたいなら、牛革手袋などの方がオススメです。
うちの場合、妻がホームセンターで買いました。