■江戸の夕映(えどのゆうばえ)
・本田小六(ほんだころく)…市川海老蔵(成田屋)
・おりき…尾上菊之助(音羽屋)
・おきん…市村萬次郎(橘屋)
・吉田逸平太(よしだいっぺいだ)…片岡亀蔵(松嶋屋)
・お登勢(おとせ)…尾上松也(音羽屋)
・綱徳娘お蝶(おちょう)…尾上右近(音羽屋)
・信濃屋亭主(しなのやていしゅ)…松本幸右衛門(高麗屋)
・黒岩伝内(くろいわでんない)…坂東亀三郎(音羽屋)
・徳松(とくまつ)…市川男女蔵(滝野屋)
・松平妻おむら…市村家橘(橘屋)
・松平掃部(まつだいらかもん)…市川團蔵(三河屋)
・堂前大吉(どうまえだいきち)…尾上松緑(音羽屋)
●新歌舞伎、そして幕末…私としては触手の動かないことこの上ない狂言だけど…観てみると意外とおもしろかった。人間模様が丁寧に描かれていて、新歌舞伎らしくリアルだった。まあ、歌舞伎役者がやらずとも…というところだけど。そして、外題が洒落てるね~。武士社会の黄昏という意味と、大団円の場面の夕日に染められる江戸の町…なんとも風情と洒落のある外題じゃないですか。
菊之助、なんだか色っぽかった。江戸っ子の姐さんだった。かっこよかった。そんでもって、研祐もとい右近が大人になった。演技、台詞ともにまだまだだけど、よくがんばってたと思う。ますますがんばれー。いただけないのが、團蔵…悪役、しかも小悪党なイメージが強すぎて、松平掃部という一本筋の通った役にはどうもはまらない。コロッと寝返っちゃいそうな気がしてならなかった。役者の“仁”ってものを改めて実感した。
■雷船頭(かみなりせんどう)
・船頭(せんどう)…尾上松緑
・雷(かみなり)…尾上右近
●可もなく不可もなく。右近は達者に踊ってましたね、相変わらす。特に書くことはありません。私は、『雷船頭』は、女船頭の方が好きです。
■歌舞伎十八番の内 外郎売(ういろううり)
・外郎売実は曽我五郎(ういろううりじつはそがごろう)…市川團十郎(成田屋)
・曽我十郎(そがじゅうろう)…中村梅玉(高砂屋)
・小林朝比奈(こばやしあさひな)…坂東三津五郎(大和屋)
・梶原景時(かじわらかげとき)…市川團蔵
・梶原景高(かじわらかげたか)…河原崎権十郎(山崎屋)
・茶道珍斎(さどうちんさい)…片岡市蔵(松嶋屋)
・遊君亀菊(ゆうくんかめぎく)…坂東亀寿(音羽屋)
・遊君喜瀬川(ゆうくんきせがわ)…市川右之助(高嶋屋)
・化粧坂少将(けわいざかしょうしょう)…市村家橘
・大磯の虎(おおいそのとら)…市村萬次郎(橘屋)
・小林妹舞鶴(こばやしいもうとまいづる)…中村時蔵(萬屋)
・工藤祐経(くどうすけつね)…尾上菊五郎(音羽屋)
●祝・團十郎復帰!見た目も特に変わらず、以前のままの鷹揚な声色。よかったよかった。やっぱり團十郎あっての五月よね。様式どおりの舞台なので、それ以外には特筆すべきことはなし。
■権三と助十(ごんざとすけじゅう)
・権三(ごんざ)…尾上菊五郎
・助十(すけじゅう)…坂東三津五郎
・権三女房おかん…中村時蔵
・助八(すけはち)…河原崎権十郎
・小間物屋彦三郎(こまものやひこさぶろう)…尾上松也
・願人坊主願哲(がんじんぼうずがんてつ)…片岡亀蔵
・願人坊主雲哲(うんてつ)…片岡市蔵
・猿廻し与助(さるまわしよすけ)…坂東秀調(大和屋)
・左官屋勘太郎(さかんやかんたろう)…市川團蔵
・石子伴作(いしこばんさく)…坂東彦三郎(音羽屋)
・家主六郎兵衛(いえぬしろくろべえ)…市川左團次(高島屋)
・小間物屋彦兵衛(こまものやひこべえ)…澤村田之助(紀伊国屋)
●実にイキイキとした舞台だった。そして“井戸替え”という長屋暮らしならではの風俗が描かれていたのも興味深い。こういうものを見られるのも、世話狂言のそして歌舞伎のオモシロイところ。
筋も人物描写もしっかりしていたので、わかりやすいし、素直に楽しめた。菊五郎の権三は、まぁいつもどおりというか特に意外性もなかったけど、三津五郎の助十みたいな役って、私あんまり観ていないかも…よかったです。そして、これまた私としては意外だったのが、時蔵のおかん。おちゃめでかわいい女だった。
私が観た日は、幕切れに左團次が田之助演じる彦兵衛の名前を間違えて呼んでいた。そのあとに「よかったねぇ」と彦兵衛に声をかける権三=菊五郎は、その左團次の間違いを受けて「台詞が少なくて、よかったねぇ」と言っていた(笑)。ライブならでは、ですな。
・本田小六(ほんだころく)…市川海老蔵(成田屋)
・おりき…尾上菊之助(音羽屋)
・おきん…市村萬次郎(橘屋)
・吉田逸平太(よしだいっぺいだ)…片岡亀蔵(松嶋屋)
・お登勢(おとせ)…尾上松也(音羽屋)
・綱徳娘お蝶(おちょう)…尾上右近(音羽屋)
・信濃屋亭主(しなのやていしゅ)…松本幸右衛門(高麗屋)
・黒岩伝内(くろいわでんない)…坂東亀三郎(音羽屋)
・徳松(とくまつ)…市川男女蔵(滝野屋)
・松平妻おむら…市村家橘(橘屋)
・松平掃部(まつだいらかもん)…市川團蔵(三河屋)
・堂前大吉(どうまえだいきち)…尾上松緑(音羽屋)
●新歌舞伎、そして幕末…私としては触手の動かないことこの上ない狂言だけど…観てみると意外とおもしろかった。人間模様が丁寧に描かれていて、新歌舞伎らしくリアルだった。まあ、歌舞伎役者がやらずとも…というところだけど。そして、外題が洒落てるね~。武士社会の黄昏という意味と、大団円の場面の夕日に染められる江戸の町…なんとも風情と洒落のある外題じゃないですか。
菊之助、なんだか色っぽかった。江戸っ子の姐さんだった。かっこよかった。そんでもって、研祐もとい右近が大人になった。演技、台詞ともにまだまだだけど、よくがんばってたと思う。ますますがんばれー。いただけないのが、團蔵…悪役、しかも小悪党なイメージが強すぎて、松平掃部という一本筋の通った役にはどうもはまらない。コロッと寝返っちゃいそうな気がしてならなかった。役者の“仁”ってものを改めて実感した。
■雷船頭(かみなりせんどう)
・船頭(せんどう)…尾上松緑
・雷(かみなり)…尾上右近
●可もなく不可もなく。右近は達者に踊ってましたね、相変わらす。特に書くことはありません。私は、『雷船頭』は、女船頭の方が好きです。
■歌舞伎十八番の内 外郎売(ういろううり)
・外郎売実は曽我五郎(ういろううりじつはそがごろう)…市川團十郎(成田屋)
・曽我十郎(そがじゅうろう)…中村梅玉(高砂屋)
・小林朝比奈(こばやしあさひな)…坂東三津五郎(大和屋)
・梶原景時(かじわらかげとき)…市川團蔵
・梶原景高(かじわらかげたか)…河原崎権十郎(山崎屋)
・茶道珍斎(さどうちんさい)…片岡市蔵(松嶋屋)
・遊君亀菊(ゆうくんかめぎく)…坂東亀寿(音羽屋)
・遊君喜瀬川(ゆうくんきせがわ)…市川右之助(高嶋屋)
・化粧坂少将(けわいざかしょうしょう)…市村家橘
・大磯の虎(おおいそのとら)…市村萬次郎(橘屋)
・小林妹舞鶴(こばやしいもうとまいづる)…中村時蔵(萬屋)
・工藤祐経(くどうすけつね)…尾上菊五郎(音羽屋)
●祝・團十郎復帰!見た目も特に変わらず、以前のままの鷹揚な声色。よかったよかった。やっぱり團十郎あっての五月よね。様式どおりの舞台なので、それ以外には特筆すべきことはなし。
■権三と助十(ごんざとすけじゅう)
・権三(ごんざ)…尾上菊五郎
・助十(すけじゅう)…坂東三津五郎
・権三女房おかん…中村時蔵
・助八(すけはち)…河原崎権十郎
・小間物屋彦三郎(こまものやひこさぶろう)…尾上松也
・願人坊主願哲(がんじんぼうずがんてつ)…片岡亀蔵
・願人坊主雲哲(うんてつ)…片岡市蔵
・猿廻し与助(さるまわしよすけ)…坂東秀調(大和屋)
・左官屋勘太郎(さかんやかんたろう)…市川團蔵
・石子伴作(いしこばんさく)…坂東彦三郎(音羽屋)
・家主六郎兵衛(いえぬしろくろべえ)…市川左團次(高島屋)
・小間物屋彦兵衛(こまものやひこべえ)…澤村田之助(紀伊国屋)
●実にイキイキとした舞台だった。そして“井戸替え”という長屋暮らしならではの風俗が描かれていたのも興味深い。こういうものを見られるのも、世話狂言のそして歌舞伎のオモシロイところ。
筋も人物描写もしっかりしていたので、わかりやすいし、素直に楽しめた。菊五郎の権三は、まぁいつもどおりというか特に意外性もなかったけど、三津五郎の助十みたいな役って、私あんまり観ていないかも…よかったです。そして、これまた私としては意外だったのが、時蔵のおかん。おちゃめでかわいい女だった。
私が観た日は、幕切れに左團次が田之助演じる彦兵衛の名前を間違えて呼んでいた。そのあとに「よかったねぇ」と彦兵衛に声をかける権三=菊五郎は、その左團次の間違いを受けて「台詞が少なくて、よかったねぇ」と言っていた(笑)。ライブならでは、ですな。