【体 罰】
トム「今どきの子供って、あんまり怒られないんですってね」
小倉「あ〜、らしいなぁ。ウチはめちゃめちゃ怒るけど」
トム「学校なんかでも体罰はダメよみたいな」
小倉「うんうん」
トム「で、僕なんかは高校が体罰ありきの学校だったんで、余計ね」
小倉「ははは。そうやったん?」
トム「男子校なんですけど、入学式終わると体育館の出口に先生方が並んで花道作ってて。もちろん親御さんもいっぱい居るんですよ。」
小倉「うん」
トム「そんで、こう、初日から金髪とかイキっちゃう子いるじゃないですか?」
小倉「うん、おるなぁ」
トム「そういう子は花道の中で捕まえられちゃって、何だその髪は?って小突かれるわけなんですよ。」
小倉「ははは、ほんまなん?それ(笑)」
トム「もうね、親御さん見てる前でグワー掴まれて、ヤクザみたいな先生が詰め寄るワケですよ。ナメとんのかワレ?みたいな(笑)」
小倉「あかんあかんあかん(笑)」
トム「で、すごかったのが次の日」
小倉「うん」
トム「やっぱり髪色直してこない、バカな子がいて」
小倉「親の前でグワーやられとんのに」
トム「やられてんのに。で、教室に担任が入ってきて。もうすんごい体格なんですよ、先生。ラグビーの元日本選抜だから」
小倉「ああ、そう?そらすごいな」
トム「で、やっぱり見つかって。オイお前、と」
小倉「何だその頭は?と」
トム「教壇のトコ呼ばれて、みんなの前で言われるんですよ」
小倉「うん」
トム「停学か殴られるか選べって(笑)」
小倉「ははは。入学2日目で、そんな人生の選択を(笑)」
トム「させるワケなんですよ」
小倉「いやぁ、すごいなぁ。で、どうしたん?その子」
トム「もちろんね、殴られるのイヤだから言ったんですよ。停学でって」
小倉「おう、そしたら?」
トム「停学って言いかけたところで、思いっきりビンタされて(笑)」
小倉「ははははははは!(パンパン!)」
トム「もうね、先生も手出るの早かったですよ。停学の“が”のあたりでいってますから(笑)」
小倉「ラクな道を選ぶなと(笑)」
トム「そう。もうすんごい音でしたよ。バチーン!って。ホント、猪木の闘魂注入よりひどいの」
小倉「はははは、ラグビーやっとるからな。」
トム「あとから聞いたら、車に轢かれたと思ったって(笑)」
小倉「はははははっ、交通事故や(笑)」
トム「でもさぁ、そんなだから、やっぱり体罰って必要なのかなぁって思っちゃうんですよ」
小倉「いや、ほんま必要よ、体罰は。」
トム「人として悪いことしたら、俺だって手ぇ出ますもん、やっぱり」
小倉「うん。出るよ、そら。なんなら昔は親もね、先生お願いします。ウチの子が悪かったら、どうぞ殴ってくださいみたいなトコあったよな」
トム「そうそう。で、俺らも殴られるのイヤだから、大人しくしてるワケじゃないですか」
小倉「そうやなぁ。顔色伺うのも人やからね」
トム「でも今の子らって知恵つけちゃってるから」
小倉「うん、手ぇ出されたら教育委員会にチクったるみたいなね。もうなんなら殴って来いと。そしたらお前なんか一発でクビだ言うて」
トム「ホント、体罰は必要なことだす」
小倉「だす?」
トム「ふふ(笑)」
小倉「ことだすって。」
トム「いや、だから(笑)」
小倉「何?アメダスみたいなこと?」
トム「もぉもぉもお〜」
小倉「こないだもあなた、店で注文聞かれてオレンジジューチュとか言っとらんかった?」
トム「んはははっ(笑)」
小倉「最後まで油断せんといて、なあ?」
トム「いや、油断してないですよ(笑)」
小倉「喋るときは最後まで」
トム「気を抜かない」
小倉「だす」
二人「はははははははっ(笑)」