今回の記事はトライアスロンにおいてRUNが遅くて悩んでいるアラフィーの方や短期間でRUNが速くなりたい方のお役に立つかも知れません。

 

 

つい先日ですが、養老山脈トレイルランニング大会に参加してきました、トライアスロンもオフシーズンとなりカーフマンJapan(デュアスロン)に参加してRUNが強くなるための好感触を掴んだ矢先のことです。

 

私にとってトレイルランニング大会はもちろん初めてで、マラソン大会の参加経験もありませんでしたので軽い気持ちで仲間に誘われての参加でした。

 

しかしながら実際に出場してみるととても大きな収穫がありましたので記事として残しておきたいと思います。

 

トレイルランニング大会については省略させて頂き、トライアスロンのRUN克服に向けた収穫についてまとめておきます。

 

・トレラン大会に参加しての感想

・トレラン大会に参加して得たもの

・トレランはトライアスロンのRUN強化の役に立つか?

・トレラン参加の驚くべき効果(1週間後に追記)

 

トレラン大会に参加しての感想

まずはトレラン大会に参加しての感想ですが、トレランは壮絶という印象です「壮絶」という言葉の意味は「他に似たものがないほど勇ましく激しいこと」とありますが、まさにその通り「壮絶」の一言でした。

スタートして僅か数百メートルでこれはエライものに参加してしまった事に気付き、ゴールまで無我夢中といった感じでした。

 

判り易く説明すると全力で登山して全力で下山する感じです、景色などは一切見る事もなく常に脚の置き場を探し集中しながら駆け抜ける(登りは止まらずに登山する感じ)ので山に登った感覚はありませんでした。

しかしながら足の置き場に集中しながら駆け抜ける様はキツくも愉しいもので、トレランの奥深さに少しですが魅了された気がします。

また大会に参加したいかと聞かれたら、微妙な感じですがトレーニングとしてトレランをしたいかといえば”Yes”です。

 

まず、登りはとにかく忍耐で、駆け抜けるとは程遠いです、直ぐに脚が上がらなくなり腰を曲げると負担が掛かり痛くなるため背筋を伸ばして登っていくわけですが、そうすると脚に負担が掛かる感じ、下りは脚への負担を考えて小股でケイデンスをあげて脚の置き場を探しながら集中して下りていきます。

登りでは一旦停止して腰を伸ばしたりしましたが、下では止まったら再スタートできない気がしていたのと、ストライドを広げる事による脚への負担や脚が壊れる恐れからとにかくリズミカルに同じケイデンスで刻んで刻んでと言った感じです。

 

トレラン大会に参加して得たもの

ここからが本題です。

トレランで参加して得たものはズバリ!「脚を鍛える重要性」です、トライアスロンのRUN強化にとLSDを取り入れて脚を強化する事に取り組んでいましたが、全然甘かったという事です。

なぜそう感じたかと言いいますと、感想でも書きましたが第一に脚が壊れるのが怖くてストライドが広げられなかったこと、第二には大会翌日には両脚が筋肉痛でお年寄りのようにヨボヨボ歩きしかできなかった事による脚の弱さを痛感した事です。

 

私はトレランの下りで多くの方に抜かれたわけですが、ケイデンスは私の方が高いのに歩幅の違いと推測しますが、抜かれても追いつくことが出来なかったこと、一緒に参加した仲間の方々は翌日にライドに出掛けたりされていましたが、私はとてもライドできる状況ではなく丸4日目にようやく普通に歩けるようになった程、脚が筋肉痛になりました。

 

つまり、私の脚は比較してとても弱いという事です、つまり脚が弱いから強度の高いトレーニングや練習をしていなかったという事です。RUNが遅いことを克服するためにトレーニングと練習を分けて取り組み始めましたが、それは自分の持っている脚力なりということで、より効果的なトレーニングや練習ができる強い脚を持っていない事がハッキリと判りました。

トライアスロンを始めて来春で2年経ちます、来年までにRUNが遅い課題を克服したいと考えていたので、自分の脚の弱さに気付けたことはとても大きな収穫となりました。

まともな脚ができるまで数年かかると言われる事が理解できました。

 

もう一つ、トレランで得た効果についてですが、上半身のトレーニングになるという点です、トレランでは不整地や傾斜、階段などを走るため、上半身についても酷使されます。

登りでも下でも体幹や両腕、とりわけ肩甲骨を使いながらバランスを取る必要があります、普段の平地舗装路のランニングでは難しい身体の部位に対しても強く継続的な刺激が入る事です。これについても大きな収穫だったと考えています。

 

また、少し驚きですがシンスプリントは発症しませんでした、あんなに酷使したにも関わらずです。

これについては不可解なままですが、おそらく過酷な登りで足首から脹脛にかけてしっかりとストレッチできたことが要因ではないかと考えています。

 

トレランはトライアスロンのRUN強化の役に立つか?

今回のトレラン大会に参加した事によって自分の課題が変わりました。RUNが遅い課題を克服するためには、強くなるための課題設定能力が重要です、またどのような順序で強くなっていくか、遠回りしない為の道筋も大事です。

私の場合は先ず脚を強くする事!ここに課題を設定する事が一番です。

 

脚が弱ければ強度の高い練習が怖くてできませんし、練習頻度にも影響が出ます、

長く走っていなかった自分ですから、これまでのトレーニングや練習は脚力にあった内容しかできていなかったと思います。

トレーニングや練習強度が低ければ当然ながら得られる結果も低いものとなるでしょう、

これはRUNに限らず他の2種目にも通じるのではないかと考えています、バイクならヒルクライムで脚の強化ができそうです。

とにかく強い脚を手に入れてからでなければRUNが速くなるためのトレーニングや練習はできませんから、今回であれば12kmずっと登りか下りしかない、しかも階段が多いトレランはRUN強化の役に立つと考えています。

 

トライアスロンのオフの早い時期に新しい課題を設定できたことはとても良かったと感じています、今後は2週間に1回くらいは近くの山でトレラン練習を繰り返し脚を強化していきたいと考えています。

私がフルマラソンランナーでしたら山で脚を強化する選択は筋肉量の増加などの面から見合わせると思いますが、目的はトライスロンでのRUNの克服ですし、短期間で脚を強化したあとでより強度の高いRUN練習を充実させれば自然と適切な筋肉量に落ちていくと思います。

 

トレラン参加の驚くべき効果(1週間後に追記)

トレラン参加から1週間が経ちました、脚の回復には6日間を要し7日目にようやく5kmの速めのジョグを開始しました。少しは強くなってるかなと思いながら走りましたが、感じとしては少し底上げされた感覚はありました。

それよりも驚くべきはダメージの少なさです。

1日空けてまた5km走りましたが、これまたダメージが無い!

これまでは5kmでの10kmでも走った翌日は脚に張りがあったり、何かしら違和感を感じていましたが、それが全く有りません、つまりダメージそのものがないのか、一夜にして回復してしまったのか‥驚くべきトレラン効果!超回復!

これが意味することは翌日も不安なく走れるということですし、高い強度のトレーニングや練習に取り組めるということに他なりません。

久しぶりに実感できるほどの超回復効果に驚くばかりです、そりゃそうですよね、トレランて登りか下りしか有りませんし心拍は揚り放し、6日間も走れないほど酷使したんだから。

 

トレラン恐るべし‥トレランはトレーニングに最適だと理解しました。

今回の参加においてしっかりテーピングとカーフスリーブで準備しました、怪我をしなかったことが何よりも良かったです、トレランはスタートしたら簡単に引き返せないので、トレーニングでもテーピングは必要だと考えていますので、試みようと思われた方はテーピングやカーフスリーブをお忘れなく。

 

今回の記事はアラフィーでRUNが遅いことで伸び悩んでいる方にお役に立てる内容かも知れません。