今回は2021東海シクロクロスに参戦するにあたり、昨年同様 Canyon Inflite 8.0をフロントシングル化しましたので共有します。

 

Canyon Inflite8.0 2XS 650B

2020年よりシクロクロスから本業となったトライアスロンもシーズンオフとなり、今年もシクロクロスシーズンがやってきました。

私は、元々シクロクロスから始めたという変わり者でございます。

2018年にロードバイクを始めた当初は普通は順番違うでしょ?などと仲間から言われたりしましたが、初めてのロードバイクを選ぶ際にもクリテやヒルクライムはどうも私の性格に合わず、どこでも走れるロードバイクとしてシクロクロスを選びました。

以降、Felt FR3やTarmacなどにも乗りましたが結局のところCanyon Inflite8.0だけは手放すことなく乗り続けています。

 

シクロクロス好きなんです。Canyon Inflite8.0 650B愛は購入当初から今も変わらず、次の一台もCanyon Infliteになるでしょう。

ハンドルを変え、タイヤを履き替えればあっという間にそこそこのロードバイクに変身してしてしまうところはたまりませんね。

 

そんなCanyon Inflite8.0ですが、フロントチェーンリングとして標準でアッセンブルされているのは46T-36Tです。

ちなみにリアのカセットスプロケットは11T-32Tと大きなものが付いています。

一般道やダウンヒルでフロント46Tでは足りないことも、ですのでシーズン以外で普段使いでは50T-34Tに交換しています。

シクロクロスのレースでは46T-36Tでも充分ですが、シクロクロスでは最高速度は30km/h以下、平均速度は20km/h以下であることが殆どです。

フロントシングル化にあたって選択したのがWolf Tooth 40Tです、あらかじめギア比や速度をシミュレーションした結果、40Tが最適との結論に至りました。

写真は44T

 

今回もお世話になります。ギア比計算ツール大活躍!いつもありがとうございます。

タイヤ周長は2,070mmとおおよそ650-32Bに合わせてあります。700-32Cですと2,155mmにもなります。

 

 

Canyon Inflite8.0 F46T-36T,40T R11T-32T ケイデンス70 タイヤ周長2,070mm

 

 

Canyon Inflite8.0 F46T-36T,40T R11T-28T ケイデンス70 タイヤ周長2,070mm

 

ギア比計算表を見ていただければもうお分かりかと思いますが、私の場合ですがシクロクロスのレース中のケイデンスは70前後ですので、F46-36 R11-32ですと直線が長かったり、一部舗装路があったりすると丁度フロント変速にハマっちゃうんです。

加えて変速時のチェーン落ちが心配だったり、トルクがかかった状態でガチャガチャと変速するのも気を遣うし‥。

過去3年間の東海シクロクロスでのレース経験からリアのカセットスプロケットは11T-28Tが良く、初めの2年間フロントは46T-36T リア11T-32Tを使っていましたが、46Tでは重すぎる、36Tでは持て余す、長い激坂も無くリア32Tは使わないといった感じになっていたので思い切ってフロントシングルに踏み切り、リアは11T-28Tにしました。

東海シクロクロスでは有名なワイルドネイチャープラザの砂地獄コースがありますが、28Tあればなんとか大丈夫です。

フロントシングル化はメカが苦手な方には少しハードルの高い改造になります、Di2でない場合は外すのは知れてますが、再取り付けとなると調整などかなりのスキルが求められるでしょう。交換時間は1時間程度ですがDi2の設定を変更したりしますので、自信の無い方はショップでの交換をお勧めします。

 

シクロクロスシーズンが始まる10月初旬にオーバーホールと合わせてフロントチェーンリングを40Tに交換する事で、冬場はどこへ行くにもフロント40Tの生活です。

Di2のフロントディレイラーは外してエレクトリックケーブルは抜かずに端部にはダミープラグを装着しビニールテープで防水対策しています。

 

 

 

 

Canyon Inflite8.0 F46T-36T,40T R11T-28T ケイデンス90 タイヤ周長2,070mm

上記のように、一般道でケイデンス90まで回せば40Tでも40km/h越えますので、ダウンヒル以外では余裕で使えます。

お仲間とポタリングの時はこれで置いて行かれることはありませんが、斜度が10%を越える激坂ヒルクライムが予想される場合はリア11T-28Tでは寂しいので11T-30Tか11T-32Tに交換していきます。

 

 

 

 

 

Canyon Inflite8.0 フロントシングル 効果は絶大

 

Wolf Toothが特許を持つドロップストップトゥースがガッチリチェーンを掴んでくれチェーン落ちを防止します。

これのお陰で激しいシクロクロスレースでチェーンが暴れてもリア変速の際にチェーンが落ちることは皆無と言って良いです。

合わせてフロントシングル化によってフロントの変速が無くなりチェーン落ちのリスクは殆どなくなりストレスフリーでレースに集中できます。

Wolf Toothのサイズですが、36T,38T,40T,42T,44T,46T,48Tと豊富にあります、36Tと38Tなら変える必要はなく、40Tと42Tで迷いましたがワイルドネイチャープラザの砂地獄を思い出し40Tをチョイス、実使用でもフロント40Tが丁度いい感じです。

軽量化もかなりのもので計測はしていませんが、BB付近はもちろんのこと総車重も驚くほど軽くなりタイトなコーナーも軽快そのもので取り回しが激変します、当たり前といえばそうですが、これまで2枚のチェーンリングを同時に回していたのが1枚で、しかも軽くなるわけですから効果は絶大ではないかと感じています。

交換後は見るからにレース仕様って感じになり、その気にさせてくれますしお手入れが楽です。

気になった方は是非お試しください。

 

Canyon Inflite8.0 2XS 650Bに700Cのホイールを装着