今回は第32回赤穂トライアスロン大会への参加、レース結果と課題について共有します。

9月5日追記

 

先日、赤穂トライアスロン大会に参加してきました。兵庫県に緊急事態宣言が出される中でしたが主催者や地元地域のボランティアの方々の協力で無事に開催されました。多くの国内トライアスロン大会が中止となる中で開催できたことに選手として感謝しています。

この場所での大会は、私自身がトライアスロンデビューした場所です。自宅から遠いこともあって、実はまたここで参加するとは思っていませんでした。

この大会はなんだか家庭的で居心地が良い大会です。

ご尽力いただいた主催者や運営に携わって頂いた地域の方のご尽力に重ねて心より感謝申し上げます。

ありがとうございました!

 

さて、本題に入っていきましょう。第32回赤穂トライアスロン大会参加についてです。

お伝えする前に前提として、私は今年49歳のアラフィー男子でトライアスロン歴1年半、レース歴はスプリントとショート合わせて5回目となります。ショートディスタンスをフルで参加するのは今回で2回目となりました。

因みに1ヶ月前にここで開催された第34回ジャパンショートトライアスロン赤穂大会にも参加しましたが、不覚にも暑さとスタミナ切れからRUNで歩いてしまいました。今回はリベンジの意味も込めて私なりに準備して挑んだ大会です。

 

レース7日前からの練習

レース前のトレーニング準備ですが、今回はレース一週間前から以下の感じでレースに備えました。

過去数回のレースパフォーマンスを振り返り、自分の年齢を考えると、さまざまな書籍やブログなどから得られるレース前準備を実践すると本番で疲れが抜けきらなくて思ったようなパフォーマンスが発揮できないことが判ってきました。

今回はレース前にしっかりと疲労を抜くことを第一に考えました。

・レース7日前 20kmのBIKEと2km RUNをレースの80%強度で2セット

・レース5日前 SWIM 1,500m アップ400m、500mを2本、スプリント100m1本

・レース2日前 RUN5km 6分/kmペース

・レース 前日 なし(移動&前泊)

あと、レース2日前から消化の良いものを食べ、前日はよく眠れるように珈琲は飲まないようにしました。

こんな感じでレース1週間前は殆どトレーニングせず、適度に心拍数を上げる程度にして身体を回復させることにしました。

これまでは3日前までそこそこトレーニングしていましたが、自分でも回復しているのかわからずベストコンディションだったかもわかりませんでした。

今年50歳なので、思い切って回復に充てようと試みましたが結果として前回のようにRUNで歩くこともなくラスト1kmでスパートがかけられました。今後もレース前はしっかり休養しようと思います。

レース前は一週間くらいなら、しっかり休養をとっても筋力やトレーニング効果は落ちないというのが実感です。

 

各パートのレース作戦

 

補給作戦

まず補給のタイミングと量について、当日は曇り空でしたので過剰に補給しないことを心掛け、

・スタート1時間前にカステラを3切れ、速攻元気を1つ

・スタート後の給水についてはSWIM終了時にトランジションエリアでポカリスエットをふた口程度(タイムロス)

・BIKEではポカリスエットをボトル1本、アミノショットを2つ

・RUNでは経口補給液のジェルとアミノショットを1つにしましたが補給は充分だったと思います。

 

 

 

 

 

 

SWIMでの作戦

私の泳力はプールで1:40ペースで1500m泳げるくらいの泳力です。

1ヶ月前のレースでは蛇行してのタイムログが大きかったことを反省し目標の部位をしっかり確認しながら最短距離でスイムを終えることを考えました。

今回もZONE3ネオプレーンSWIMスキンを着用し、着替えの面倒なウェットスーツを避けた格好です。

 

SWIMでの結果

実際のレースでは位置取りの悪さスタートの混雑を避けようとしましたが上手くいかず、バタ足さんたちに囲まれて思うようにスタートできませんでしたのでスタートの位置どりは今後の課題として残りました。

バタ足さんたちは後半スタミナ切れでダレるだろうと思い、前半抑えてフォームを整えていたところ750m付近まで進むと案の定スルスルと前に出れましたので後半は自分の泳ぎができました。

下の画像にある通り複雑なコースで比較的得意と思っているSWIMでは28分台前半と残念な結果でしたが、次に繋がるSWIMのコツは掴めたと思います。

このコースは波はないのですがコーナーが多くしっかり方向を定めて泳がないとあっという間にコースから外れてしまいます。

そんなこともあっての28分台前半、プールでは壁キックがあるのでプールでの持ちタイムより10〜15秒遅かったのかなと思います。

BIKEでの作戦

私のBIKE走力は平均34km/hで40km走行できる程度です。レースではRUNのことを考えて抑え気味の平均速度32km/hで走行しました。もっと踏んでも良かったかなと思いましたが前回RUNで歩いてしまったので怖くて踏めませんでした。

BIKEのポジションについて

・アームパッドを3センチ高く

・サドルを1センチ低く

・クリートを内寄り(踏込み位置間隔を真ん中より1センチ広め)

つまり、前傾を深く取り空気抵抗を抑えるよりも疲労の少ない楽な姿勢にポジションを合わせたということです。無理な前傾姿勢は股間への違和感や体幹の消耗、首の疲れなどRUNへの悪影響が大きいため疲労を心配してポジションを変えました。

ここはコーナーが多く速度の出し入れが多いため無理な加速をすると足を削られます、テクニカルで飽きの来ないコースとも言えます、私はCanyon Speedmax disc 650Bに乗っていますが、今回のポジション調整でアームパッドとサドルの落差は前回の9センチから6センチ程度になりました。

クリート位置を変えたのは股間付近の筋肉を痛めたためです、1ヶ月前のレースでクリート位置を外側にしたところ股間の筋を痛めたので今回は逆に内側に変えたとこと痛みは無くなりました、走行中も首、肩、サドル周りでのストレスが無いためレース戦略に集中できます、ショートディスタンスでも40kmで70分以上の走行となるため、アラフィーにとって速く走るために大切な要素は空気抵抗だけではないと思いました。

BIKEでの結果

結果としてBIKEは平均32.4km/hとベストタイムを更新(過去4回出場)し疲労もかなり抑えられました。

往復5kmのコースを8周回ですので嫌でもコースレイアウトを覚えます、踏みどころや抜きどころを上手く押さえながら走行する事ができたと思います。またDHポジションはやっぱり有利だろうなと思います。

BIKEについては1:13:00分台でしたがもっと踏んで1:10:00を切れるくらいでも影響なくRUNに入れるかなと思いました。

ドラフティング禁止のレースですが何人かの速い人は無視してドラフティングしてましたが、ODの練習なんだろうなと思います。

 

RUNでの作戦

私のRUNの走力は52分/10kmで走り切る程度です。RUNが遅いことが私の課題ですが、今回のレースでスピードよりスタミナ不足が露呈しました。

・とにかく絶対歩かないこと

・水浴びもしない

・補給は最小限で経口保水ジェルを準備する

RUNでの結果

結果はほぼ1:00:00/10kmで、後半は完全にスタミナ切れが露呈、スタート1kmは5:15で入ったものの9km時点では6:30程度まで遅くなり、ラスト1kmは5:30とスパートかけましたがどう考えてもスタミナ不足を実感するレース展開でした。

ここは小さな陸橋と芝生の部分があります、そんなに大きな障害では無いですがしんどいです。

走りながらアンカーとなる人を見つけてついて行く感じでRUNの後半まで行けました、

補給については作戦通りで、給水場や水浴び場には目もくれずアミノショットx2と経口補水液OS-1のジェルx2で持ちました

今回のレースでスタミナ不足がわかったことが最大の収穫かなと思います。

レースのまとめと課題

 

今回のレースでショートは2回目となり、トライアスロントータルでは5回目ということでようやくちゃんと計画を立ててレースらしいレースができました。結果についても持てる力がおおよそ発揮できたのではないか、つまりこの結果が今の実力だと納得できました。

今後の課題としては、

・SWIM

 26:00切れるくらい、スタートの位置どり、スタートの混乱に巻き込まれないこと、前半からもっと飛ばして良い

・BIKE

 1:10:00切れるように平均35km/hに近づく、体幹を強化してポジションで空気抵抗を抑える

・RUM

 0:55:00を大幅に更新する、持ちタイムで走り切れるスタミナをつける

・補給

 補給の後半にカフェインを摂る、RUNの走り始めが良いかなと思います。

 

これらの課題をトレーニングして1年後には2:30:00〜2:35:00程度まではタイムを伸ばせるかなと考えています、来年は50歳としての出場となりますのでエイジ入賞を目指したいと思います。

今年はシーズン残すところ長良川国際トライアスロンにエントリーしていますが、開催されるかは微妙なところですので今回のレースが今年最後だったかも知れません。

たくさんの大会に出場したいですが、トライアスロンは多くのボランティアの方々に支えられており、主催者の方々、ボランティアや選手の健康や安全が第一です、多くの問題を解決して無事開催されたら良いなと思います。