愛車canyon inflite をトライアスロンバイクへ改造
各地のトライアスロン大会は、今年中に開催されるかわかりませんが、開催された場合のことを考え練習用と本番用を兼ねてシクロクロスバイクであるcanyon Infliteをトライアスロン用に改造することにしました。
Tarmacを所有していますので、ロードが得意なTarmacでトライアスロン出場すれば良いのですが、練習のたび毎回TTポジションに変更するのが大変なのと、Tarmacでは前乗りポジションに限界があり本来のTTポジションで走行した場合とそうでなかった場合にどれくらい空気抵抗削減で速くなるのかをテストしようと考えています。
改造の目標は
・経済性(できるだけお金を賭けずに)
・空気抵抗を最小限に
・RUNへの体力を温存できる楽なポジション
・見た目もカッコ良く
なぜ、infliteを改造?
シクロクロスシーズンが終わったinfliteは主にZWIFT用に使用していました。
昨シーズンにフロントをシングル化して、チェーンの長さも調整し、整備が大変なので夏場の練習にとtarmacを買ったはずが、シートポストが変えられないTarmacではポジションが出せないので思い切ってInfliteを改造することにしました。
もともとトライアスロン参戦を想定してtarmacを購入したのですが、TTポジションをだすのはは思いのほか大変だとわかりました。
トライアスロンの開催地域によっては山岳コースとなっている地域もありますので、山岳コースの場合はTarmac、平坦メインならinflite改でひとまず頑張ってみようと思いっています。
infliteならシートポストを変更したり、改造の幅が広いことがわかりましたのでinfliteを改造してtarmacとどっちがトライアスロン向きか乗り比べてみようと考えたのです。
まとめますとinfliteをトライアスロンバイクに改造しようと考えた理由は以下の通りです。
・ジオメトリがロードタイプよりはTT寄りで、元々シートとハンドル位置が近い
・ホイールベースが長い
・シートポストが円形で汎用性が高い(ほぼこれが決め手となりました)
・28Cの太めのタイヤが履ける
・リアの振動吸収性が高く作られている
・トライアスロン用に新車を調達するより改造の方が経済性(コストパフォーマンス)が高い
・トライアスロンに初挑戦で、今後続けるかわからない
・infliteはステム一体型のハンドルH31型で改造後に戻さなくても良いと考えた(シクロクロスレースに支障なし)
・canyon infliteのTTポジションによる空気抵抗の改善でtarmacより速いか比較実験したかった
空気抵抗を減らすポジションが最優先
トライアスロンのバイクパートはヒルクライムやシクロクロスなどのロードレースとは基本的な
考えが異なります。
それはバイクパートの前にはスイムがあり、後ろにはランが控えていますので「走り方」が全く違うのです。
・疲労を最小限に抑えながら速く進む(DHバーに荷重を分散させる)
・ランに備えて使う筋肉を考えながらペダリングする(腿と臀部の筋肉を使う)
・徹底した省エネ(空気抵抗を最小限に走行)
このようなことを考慮すると、トライアスロンバイクの優位性が見えてきますが、Tatmacを活用せずinfliteの改造に踏み切ったのは、DHポジションがとれることを優先したに他なりません。
トライアスロンのバイクパートにおいては、DHポジションで出来る限り全面投影面積を減らし、空気の流れをコントロールできるかが最重要課題とのことです。
余談ですが、ディープホイールよりもエアロヘルメットのほうが安価で効果的だと言われています。
購入または流用したもの
■コックピットまわり
・canyon(ドイツ)よりハンドルコラムスペーサーキット 4200円送料含む
・ステム コラム径1-1/4(31.8mm)90mm
・ハンドル tarmac純正シャロウハンドル(アルミ製)
・DHバー DEDA PARABOLICA ALTA DUE
・DHバー プロファイルデザイン(こちらメインです)
・バーテープ
・将来的にはDi2スイッチも追加予定
■サドルまわり
・シートポスト プロファイルデザインFFA
・サドル ISM ADAMO racing2
・シートへ取り付けできるVeloChampionのボトル ゲージとドリンクホルダー2個
■ホイールその他
・ホイールはTarmac標準のRoval C38を流用
・チェーンリングはTarmacの52-36、リア11-28に交換(Tarmacは50-34に交換)
平坦ならこれで良いが、降りがあるならフロントは50に変更したいところ
・ペダルはGARMIN VECTOR3を流用
割り切ったところ
・なんと言ってもinfliteを改造したことです
・フロントシングル化してフロントディレーラーも外していましたが再取付(Di2)
平坦ならシングルでも良いですが、国内のトライアスロンでは登りもあるようです
・ハンドルを純正ステム一体型のH31(カーボン)からステム+シャロウ(アルミ)
・バイクのエアロ効果は限定的と割り切りポジション最優先
ついでにやったたこと(メンテナンス)
・ステアリングコラム周りのオーバーホール
・ディスクブレーキをフロント160mm、リア140mへ
・ディスクブレーキのエア抜き
・チェーンの交換
更に手を加えるなら(バイク以外もふくめて)
・DHバーにDi2スイッチの取付
・エアロヘルメットの調達
・空気抵抗に優れたウェアの調達
・トライアスロンシューズの調達
オリンピックディスタンスに挑戦できるくらい力がついたら揃えたいです。
完成!TESTライド
まあまあな見た目になりました、これからポジションのテストを繰り返して実際に速く疲れずに走れるか確認したいと思います。
これでcanyon infliteは夏場はトライアスロン、冬場はシクロクロスと経済的で合理的なバイクになりました。
ひとまず適当なポジションで走ったみたところ、以下の変更をした方が良いとわかりました。
・ハンドル高さを下げた方が呼吸が楽なこと(DHバーのみリフトアップ)
・サドルは少し前下がり
・TTポジション出しは思っている以上にシビアなので時間がかかる
・ZWIFTしながら気長に微調整が必要
7月後半の本番に向けてポジションを詰めながらガチのタイム計測もやろうと思います。
DHポジションで走行する筋肉がついていないので、出来るだけDHポジションで走行し、筋力を鍛えて行こうと考えています。