アーユルヴェーダはじめの一歩食事編
いつ、何を、どのように食べるか
みなさんは、規則正しく食事の時間を取ることができていますか?
私は正直NOです。
フリーのインストラクターという仕事。
朝食はなるべく8時頃に取るようにしていますが、昼食と夕食はまちまち。
お昼の12時台はほぼ毎日レッスンまたは移動時間にあたります。
毎週一回は帰宅が11時近く。それからの遅い夕食。
話はさかのぼります。
20代の頃、私はフィットネスクラブの社員として働いていました。入社3年目の25歳の時、原因不明の体調不良に悩みました。
最初は背中の湿疹に始まり、生理不順、食欲異常、体重増加、強力な便秘、お腹の張り。
皮膚科、消化器内科、などを受診するも決定的な原因がわかりません。他に思い当たるところは、と、生理も数ヶ月きていなかったので、婦人科へ。
その時の婦人科の先生の言葉が体調を戻すきっかけになりました。
「もしかしたら(私の生理不順は)不規則な生活が原因かもしれません。大丈夫な人は大丈夫なのだけど、あなたはもしかしたら弱いかもしれないね。」
当時は早番から遅番までを交代で勤務する生活。
ある日は6時起き、そのまた次の日は10時まで朝寝をする、など日替わりで起きる時間が変化する生活でした。
その先生のもとで、飲み薬や注射などを使って止まっていた生理を戻す治療をした結果、ゆるやかに皮膚の湿疹やお腹の症状などもなくなっていきました。
それから2年ほどして社員をやめ、フリーのインストラクターになります。エアロビクス、アクアエクササイズのインストラクターをしながらヨガに出会います。
ヨガを始めるまえに、本屋でなんとなく気になってアーユルヴェーダの本を買っていました。でもその時は私の頭が追いついていなかったのか、本棚の奥へ。アーユルヴェーダのことはしばらく忘れていました。
再会は2009年、ヨガのティーチャートレーニング。カリキュラムに入っていたのです。その時は、今まで自分の心身に起こったことが瞬く間に腑に落ちて理解できました。
アーユルヴェーダに出会ってよかったこと。
それは健康の手助けになったというだけではありません。
自分の嫌いだと思っていた心身の特徴。
筋肉質な身体、日に焼けやすくて美白とは程遠い肌、負けず嫌い、などなど。それらはすべて自分の強みでもあること。それを長所にするも短所にするも、自分次第。
他のひとと私の心身は違って当然、いかに自分らしく輝くことができるか。
アーユルヴェーダのおかげで自分というものをあらためて見直すことが出来ました。
いまだに不規則さからは抜け出せない生活をしていますが、アーユルヴェーダの智慧を出来る範囲で実践することで、今のところ大きな不調もなく毎日を過ごすことが出来ています。
アーユルヴェーダとは、サンスクリット語で、アーユス=生命、ヴェーダ=科学、といった意味合いの造語です。 インドやスリランカで3500年前から受け継がれている伝統医学です。
生活や生き方の智慧が詰まっています。予防医学やアンチエイジングとして、インドが発祥ですが、日本の生活でもじゅうぶんその智慧を活用することが出来ます。
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健康で至福の感覚に満ちた生活を送るヒントになれば幸いです。
皆さまのご参加、お待ちしています。