こんにちは
Studio Mutterのkeikoです。
なんとか、明朝の出発までにオーストラリアバイロンリトリートのことを書いてから行こうと思っています。
先月9日早朝空港に降り立ち、そこから3泊はレノックスという町のyukoさん邸に泊めてもらい、その後バイロンという町の、森の中へ移動しました。
いよいよ、リトリートのはじまりです。
これがリトリートの場所、バイロンの森。
ヨガをするスペースから私の部屋までは、息が切れるほどの坂を上がります。
朝はこの道でワラビーに出会ったり、レモンを拾ったり!
リトリートは6泊7日。
新月の日にはじまりました。
毎日のスケジュールは大まかにこんな感じです。
6:30-7:30 プラナヤマ(呼吸法)、瞑想
7:30-10:00 アーサナ(ポーズ練習)
10:00- ブレックファースト
13:00- ランチ
15:00- ティータイム
16:00- 自己探求の話や、自己練習の仕方について、ある日はナダヨガ(音のヨガ)など、その日により。
17:00-18:30 アーサナ(ポーズ)練習
19:00 ディナー
食事やおやつは、地元で採れたものをニッキーという男性が美味しく調理してくれます。
朝は新鮮なフルーツ、ヨーグルト、パン、日によってボリッジ(穀物のお粥)、卵、それに精製バターのギーや、マカダミアナッツバター、ココナッツクリームなど。
これはヨガのスペースのすぐ横に生えている、桑の木。この実でニッキーはジャムを作ってくれていました。
ある日はこんなかぼちゃカレーでした。赤いのは、ビートルート。
夜は一番シンプルで、スープとパン、の組み合わせでした。消化に負担のかからない食事。
日本で仕事をしているときは、不規則な生活で、身体を必要以上に動かす私は暴飲暴食になりがち‥。リトリート生活で消化にいいものを食べたら、なんだか身体のうちからスッキリした気分!
このリトリートには、ひとつ特徴があります。
それは、マウナ(沈黙の練習)があることです。
夜のアーサナ練習が終わってから、翌日のランチが始まるまでは、会話を交わさない、インターネットなども使わない、という練習です。
Yoga Artsのリトリートやティーチャートレーニングは、起床から朝の練習が終わるまでは沈黙を守る、というのが常なのですが、このリトリートはそれがもう少し長くなっていました。
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2009年に私はこのYoga Artsのティーチャートレーニングレベル2を受けています。その時のカリキュラムにはサイレントリトリートがあり、約3日間沈黙を守る、という練習がありました。
その時は、話すことはもちろん、テレビ、インターネット、新聞や本を読むこと、他とコミュニケーションを取ることを一切しない、というものでした。
例えば私たち、言葉を使わなくてもコミュニケーション取れますよね。アイコンタクトであったり、相手の気配を察するとか‥。その、暗黙のコミュニケーションもしないように、と途中から付け加えられました。
その時の私にとって、それはそれは大変な修行でした。今の生活は携帯があるのが当たり前、それに個人事業主である私は仕事の諸連絡が携帯に入るのではないかとドキドキしっ放し。人と喋らないなんてありえない。
今になって思えば、それはとても貴重な経験でした。
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マウナをしてみてわかること‥
それは、自分がそれらにどれだけエネルギーを消費しているかということ。喋ること、他人の動向、自分の頭の中の中毒的な会話、などなどなど。
マウナはそれらから離れた、自分の中の静けさとつながるきっかけをくれます。
ヨガスペースの入り口のガネーシャ。
障害を取り除く神様。目的を達成するに必要な課題をくれる神様。
とても、パワフルな、破壊の神。
この世界は、破壊、再生、安定、のサイクルでまわっている。





