今年の春は、庭の梅の木には、今までにみたこともないほど、タマカイガラムシがたくさんついた。

ブラシで、幹や枝をこすって、一生けん命、とってやったけど、高い、手の届かないところはそのままになった。

たくさんついていた梅の実は、全部落ちてしまった。

木に実を育てる力がなくなってしまったのだろう。

 

そのまま木自体が弱って枯れてしまうかもと思った。

今も緑の葉っぱが茂っているので、それはなんとかまぬがれたみたいである。

よかった!

 

それで、今年は梅の実がないなあって思っていた。

まあ、こういう年もあるよね。

 

そうしたら、従兄弟が、従兄弟の庭の梅の実をもってきてくれた。

 

 

従兄弟の家の梅の木は背が高くなって、手が届かなくて、下の方しかとれないそうである。

完熟していっぱい落ちてくるそうだ。

木の周りにはビニールシートが敷いてあるという。

 

えっ!それって、ホントの完熟梅じゃない!

梅干しにするには、収穫した青梅を追熟するのではなく、完熟して落ちてきた梅の実がいいって読んだことがある。

 

最初にもってきてくれたのは、木からもいだ梅の実である。

いっぱい落ちてきているけど、落ちた梅はひと様にはあげられないからという。

 

私が落ちた梅の実が欲しいと言ったら、快く、再び、もってきてくれた。

 

 

よし!

びん干し梅干しをつくろう。

 

従兄弟のうちには使わなくなった梅酒をつける不用なびんがあるという。

なので、そのびんもいただくことにした。

そのびんで梅干しを漬けて、そのまま、従兄弟にお返しすることにしよう。

従兄弟は、おにぎりを作って職場にもっていくから梅干しは欲しいけど、自分ではつくれないというから、ちょうどよい。

 

4.5キロくらいの梅を塩をまぶして、つけた。

たくさんの塩と塩漬け用の厚めのポリ袋が必要なので、近くのイオンへ買いに行った。

食品用の厚めのポリ袋、売ってるかな。

ジップロックの0.4ミリ厚のXLサイズにした。

 

重しは本である。

もしも梅酢がこぼれるとまずいので、大き目の鍋やボールに、梅を入れたジップロックを入れて、その上に、梅の2倍の重さになるように本を入れたポリ袋をのせた。

 

塩加減は常温保存ができる18%にした。

しょっぱいときは塩抜きすればよい。

 

 

一晩おいたら、梅酢が順調にあがってきた。

イイ感じである。

このまま1週間くらい置いておく。

 

その後、梅酢共々に、びんの中に移して、梅雨明けまで待つ。

赤しそで本漬けすることもできるが、私は、赤しそをつかわず、そのまんまで済ませてしまう。

そのまんまで美味しい。

 

梅雨明けしたら、晴天の続く昼間に、1週間くらい、びんのふたを開けて、びんごと日に当てる。

これでできあがりである。

そのびんのまま、保存できる。

 

ざるに梅を一つずつ並べて、3日間、干すのが、結構、大変な作業になるので、びん干しはありがたい。

 

参考:「梅ぢから」~「梅力」びん干し梅干しから梅酢みそまで

   藤清光・中山美鈴

 

完熟梅はとても甘い香りを放ち、部屋中を漂い、シアワセな気分になる。

自然落下した梅は傷むのが早い。

傷んでいて、梅干しに向かない梅は、キズ部分をとって、梅ジュースにした。

梅ジュースはハチミツと氷砂糖を半々にして入れてみた。

 

梅干しは食べられるようになるまで、時間がかかるが、梅ジュースはあっという間にできあがる。