昨日はボイストレーニングの日だった。
4月初めの発表会で歌う3曲を集中的に練習した。

私たち3人グループのメンバーは3人共初心者なので、どんな発表になるのか???である。

お腹の支えができて、頭部とつながって、息で歌えるようになってきたとはいえ、油断すると、お腹の支えが一瞬で消えてしまう人たちである。

意識するとできるけど、まだ無意識まで落とし込めていないので、ふっと意識が外れたときに、お腹とのつながりが消えて、喉だけで歌ってしまう。
そうすると、アウトであるのである。

アウトというのは、音が上ずってはずれてしまったり、ハモらなくなるのである。

以前はお腹の支えがないから声が出なかったわけで、それはそれでアウトだったのだけど、お腹の支えがあるならあるで、声が出るようになったために、かえって目だってしまう悪いところが出てきて、ハモるための課題が変わってきた。

各々が自分のパートを一生けんめい歌ってもハモらない。
ユニゾンもバラバラできれいに聞こえない。

ここまでやってきて、初めて「お互いの声をよく聴く」ということが出てきた。

私がアルトを分担する曲では、ソプラノを下から包み込むような歌い方を練習した。
そうしたら、ハモりだした。

そいて、昨日は言葉の発音の話になった。

例えば、「た」は日本語では「た」だけど、歌うときは「TA」と発声する。
母音「A」はお腹の支えにのった響きで、外側からの子音「T」と合わさって、声になる。

日本語は母音と子音が仲がいいから、「た」は「た」で、くっついてしまっていて分けられない。そういう発声ではなくて、「T」と「A」で「TA」と発声する。

オパラ歌手とかには、母音の響きのほうが強すぎて、言葉が聞こえてこない人もいる。

それで何が問題かというと、「た」と歌う人と「TA」と歌う人では、息で歌っていても、出てきた声が合わない。
2人でユニゾンで歌ったとき、美しく響き合わない。

これは喉、口の使う場所が違うからである。

先生が学生の頃には、歌詞をアルファベットに書き直して、練習されたそうである。
慣れると、アルファベットに直さなくても、できるようになる。

この話は、私にとっては、オイリュトミーでやってることなのである。
オイリュトミーはカラダ全体を動かすが、歌は声(喉、口)でオイリュトミーをやっている。

「や」行は「I」が子音の働きをしているという。
これもオイリュトミーと同じである。
オイリュトミーで「や」は「IA」ととる。

私は、実際に声を出して歌うこととオイリュトミーでカラダを動かすことがつながってきているのがとてもうれしい。
他の2人はオイリュトミーなんてまったく知らないので、私一人が盛り上がっているだけだけど。

やっとワンパターンだった声に色が出てきて、表現するというところにやってきた。