ローマでは公演場所に行くのが大冒険だった。

公演場所はローマトレ大学のホールなんだけど、大学とはぜんぜん
別の場所にあるので、わかりにくく、友人と2人、親切なローマの
人たちに助けられ、なんとか公演時間までに辿り着くことができた。

親切さが半端ない!

ローマトレ大学の構内で道を尋ねた男子学生さんは、そんなホールは
自分は知らないそうで、まず大学の事務所へいっしょに行って、
そのホールへの行き方を調べてもらって、なんと歩いて10分以上
かかるバス停まで、案内して連れて行ってくれて、時間のある限り、
バスが来るまで、いっしょに待っていてくれた。

セッテキエーゼでバスを降りて、番地の表示を見ながら、探しても
見つからず、もうダメかなと思った時、目の前に突如現れた日本人男性。
1ヶ月前に日本からやってきたという。
その辺りは番地マジックの場所だそうで、その男性がそばにある
お店の人に聞いてくれて、やっと辿り着いた。
彼もコロンブスホールまで道案内してくれた。



本当に感謝!!!

彼曰く、ローマを知りたかったら、観光地ではなく、この辺りの街
とかを歩くといいという言葉が印象的だった。



観光地では、1杯5ユーロするコーヒーだけど、この辺りでは1.5ユーロ
で飲めるという。



ムッソリーニが建てたという住宅



公演場所のローマトレ大学コロンブスホールの入り口



「ローマへ何しに来たの?」って彼に聞かれたので、
「この公演を観るために来た。」って答えたら、
「素晴らしい!」ってほめてもらった。

公演は、講堂のようなところで、音は生演奏ではなく、録音で、
照明も同じ場所から照らすだけで、衣装替えもなかったけど、
そんなことを超えていて、素晴らしかった!
本当にはるばる観に来てよかったって思った。

1日地下鉄・バス乗車券を買っておいてよかった。
そして、道に迷ったお陰で、少しだけど、観光地ではないローマを
歩けてよかった。