横断歩道を渡ろうと信号を待っていた。

道路の向こう側に若いお母さんと小さな男の子。

そろそろ信号が青に変わろうとしたとき、その男の子は赤信号で
止まったゴミ収集車をみつけた。

その男の子は収集車が好きなんだろうね。
そちらへ向かって歩いて行こうとする。

お母さんは必死で手をつかんで、道路の向こう側(私がいた側)へ
その子を連れて渡ろうとする。

私が渡り終わって、収集車をみあげると、収集車に乗ってる、
男の子のおじいちゃんくらいの年齢の穏やかそうなおじさんが、
男の子に微笑みかけて、手を振っていた。

私とも目があったけど、うれしそうだったな、おじさん。

男の子は、止まって振り返って、収集車をみようとして、
なかなか向こう側へたどり着けなかった。

最後は、信号が黄色になり、お母さんに抱きあげられて、やっと渡った。

たったそれだけなんだけど、男の子と収集車のおじさんのやりとりに、
笑顔に、私のハートは和んであったかくなった。