「けがをしたら、すぐにRICE処置をする!!!!」
というのを最近よくきくようになってきたので、
ポピュラーな言葉になってきているようですね。
RICE処置って言葉、きいたことがある方、
RICEって、何?きいたことないよって方、様々だと思いますが、
RICE処置というのは、知っていると、非常に日常で役立つ知識です。
まず、このRICEですが、
けがをした直後に行うべき、処置方法の頭文字を合わせた造語です。
Rest(安静)、Ice(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)
例えば、足首を、捻ってしまった!!
と、言うときに、パニックにならず、このRICE処置を思い出してください^^
この中で、特に大事なのは、アイシングと、圧迫です。
ただ、やみくもに冷やして圧迫したらいいというものでもありません。
(何もしないよりは、確実によいですが)
せっかく処置するのだから、知識をもってより効果的に、応急処置すべきです。
まず、
けがをしたら、患部でどんなことが起きているか、説明しましょう。
捻挫でも打撲でも骨折でも、
痛めた組織の、損傷が起こります。
血管も損傷されますので、患部で出血が起こります。
アイシングすることで、血管を収縮させ、内出血の出血量を、最低限で抑えることができます。
次に、血管が損傷されたことにより、運べなくなった栄養、酸素を必要としている細胞が、死にはじめます。(二次的低酸素性損傷といわれています。)
これを、防ぐためにも、アイシングが有効です。
冷やすことで、組織の代謝が下がり、細胞が損傷するのを防ぐことができます。
次回は、アイシングの正しい方法を、お話します。