今回の作曲期間で自分が拘りを持って挑戦していること。

「A4の用紙一枚(1ページ)で世界を表現し切る」

もちろん音符を小さく書くとかインデントを詰めるとか、そういう事ではなく。

今までの私の中で「力作」と言えば、畳み掛けるような展開・構成や目まぐるしく変化する拍子やキーを、とにかく「Express」したいだけ何ページにも渡って書き綴っている「大作志向」が比較的強かったのですが、現在に至るまでの(特にジャズ界においての)偉人達の描いてきた数多くの名曲は、本当に小さいフォームの中に最大限の表現力が凄い密度で凝縮されています。

実際長さを気にせず散らかすのは簡単です。
ただ、自分自身が演奏しながら同時に「Impress」できるような、少ない小節に想いを凝縮した曲作りを意識して、ここ何年かの間寝かせていた主題や温まったイメージやアイディアを五線譜の上に綴っております。

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Fisherman's Dolphinという曲を書きました。

昨年還暦を迎えた両親のために書いた曲です。

構想から一年。
遅~い還暦祝いですが、果たして受け取ってもらえるのでしょうか?
いや、無理矢理聴かせる事にして。

ベタですが、バラードです。

父。
Bメロ。
瞬間湯沸し器。
アウトドア派のオフローダーで、学生時代、当時は競技自体がまだ珍しかった競輪やアーチェリーで国体に出場したりアルバイトで座頭市のエキストラをやったりドラムを叩いたりととにかく色々やりたい人で、最近では山川海浜に出掛けては釣りをやっています。

母。
Aメロ。
天然ラジウム温泉。
昔から泳ぐのが大好きな人だったらしいのですが、何故か古武術である古式泳法を山奥の池で習ってました。
私も小さい頃行かされてましたが水中の視界がほんの数センチという今から思えば凄い所で。
最近再開したちゃんとしたスイミングスクールでマスターズ(全国大会?)に出ては金メダルを持って帰ってきます。
多分凄いんですが私自身よく分からないので話をしながらよくヤキモキされます。

曲の話でしたね。
こんな二人の性格やイメージを曲の中に、過去にない濃度で詰め込めたような気がします。

9月3日のライブには両親を呼ぼうと思っています。


喜んでくれたらいいなぁ。