大学の頃、建築への思い-01で紹介致しました憧れの
建築家の元へ、アルバイトへ行っていました。

そして幸運な事に、その事務所に就職が決まり
翌年4月から毎日緊張した日々が続きました。

そういった日々の中にも、その事務所ではいろんな経験を
させて頂いたり、先輩方との交流があり、今の私にとって
指針となるべきいろんな出来事がありました。

そのひとつが、事務所の先輩の中にいらっしゃる東京芸大卒の方々から
お聞きした吉村順三氏との出会いです。

先輩方からは何気ない場面で、図面(吉村順三のディテール)を見ながらの
エピソードや、お酒を片手にお話された学生時代の思い出話や、
芸大の方しか入れない様な講演会に連れて行って頂いたりと
未だに、忘れる事が出来ません。

その経験が、前回ご紹介致しました状況から救ってくれた過去の経験の
ひとつだと思います。

吉村さんは、対外的に自分の作品について多くを語るのを好まなかったそうです。
その為か、ある講演会・顔見知りの方との座談会が書籍になるほどでした。
吉村さんは言葉数が少なく、インタビュー泣かせと聞いた事がありますし、
自らペンを取り、言葉を連ねる事は、ほとんど無かった様です。
なので、「吉村順三建築論集」の様なものはありません。

しかし、今でも吉村順三のDNAは受け継がれているのではないかと思う
作品・設計者に出会う事があります。(反論等はお在処と思います。)

それを目にする度に、はっとすることがあります。
直接(吉村さんから)ではないけれども、設計者が生身に感じた言葉、
吉村さんからのメッセージを、2次的に受けている様に感じる言葉があります。

以前、NHKで放送された番組で使われた言葉
「簡素にして品格あり」は、私にとって定規に等しい言葉です。


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日常考察-01で
紹介しました家の近くの地下鉄・高速道路付近の様子です。

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右に少し映っているのが、地下鉄・梅林駅の上屋。左が高速道路です。
この道は、私が高校生の時には陰も形もありませんでした。

この辺りがどれほど不便な所だったかのエピソードです。
30年程前、道が十分に完備されておらず、あちこちに行き止まりの
道がありました。
その様な場所の横には、土がむき出しの空き地があり、
間違って入ってきた車は、そこでUターンしていました。

ある日、雨の中をサイレンを鳴らしながら救急車が来ました。
当然行き止まりなので、Uターンしようとした所
サイレンが止まり、マイクで何かを言っています。
ぬかるみにはまり、動けなくなったので手を貸してくれとの事。
急がなければ大変だと思い、多くの人々が手伝って
やっと道に戻る事が出来ました。

救急隊員が恥ずかしそうに、別の救急車が現場に駆けつけた事を
皆さんに伝え、そして「お礼は何も出来ないので、救急車を見学してください。」
と言って、20分近くも見学会は続きました。

今では、そんなのんびりとした時間は無いかも知れません。


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書き込みが、1日空いてしまいました。
連続書き込みですが、宜しくお願い致します。

救命病棟24時。

ずっと見ていましたが、出演者の方に
ご不幸があったとお聞きして、気になりながら
見ていましたら、その方が患者さんの命を救う場面に
出会し、その方の無念を見ている様な感じがして
多くの涙を拭ったせいか、目の廻りがバリバリしています。

平穏な日々は常に死と隣り合わせなのだと感じました。

そのサポートをして頂いている医療従事者の方々に感謝致します。


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