お正月らしい気分をやっと味わえました | やりたいことが多すぎて 〜ダンス・ドレス・ミシン刺しゅう・ネイル・〜StudioAzure

やりたいことが多すぎて 〜ダンス・ドレス・ミシン刺しゅう・ネイル・〜StudioAzure

ネイル、オーダードレス、ドレスリフォーム、に加えて、オリジナル刺繍を始めました。ドレスや小物に少し手を加えて、更に自分らしさを演出したい。現役ボールルームダンサー兼パソコンインストラクター。ダンス上達のポイント、パソコン上達のポイント伝授します!

年頭からトイレが詰まった話で先が思いやられるとも思いましたが、

コメントで素敵なメッセージを頂いて、よいスタートが出来た~現金な私ですw

 

3日には駅伝観戦をしましたが、応援でただ騒いだだけだったりして、お正月の雰囲気?とはちょっと違ったかなぁ

 

そんな年明けでしたが昨日はお世話になっている専門学校の授業の一環で八芳園で会席料理を頂きながらマナー講習を受けさせて頂きました!

 

別棟の料亭でお料理を頂きながら、講師の方の説明をきき、美味しいお食事を堪能させて頂きました!
 

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入り口わきの竹林が美しかった。

 

 

和服で来た学生の子もいたり、これぞTHEお正月気分です!

 

さて、講義の内容ですが、一般常識程度の作法は知ってはいましたが、今更ながらとても勉強になりました。

 

玄関の上がり方、ふすまの開け方から始まり、

挨拶、座布団の座り方【膝行(しっこう)と跪坐(きざ)】
杯にお酒を頂く時、乾杯の仕方、献立表や箸袋の扱い、

箸の割り方、(箸の種類の説明)お箸は扇子を開くように割るといいそうです。


食事の際の所作 美しく頂く順番

献立について(本膳・懐石・会席の違い、ご馳走の言葉の由来)

 

 

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面白いのは魚の骨の出し方や、食べ残しの置き方、お刺身のツマの頂き方など。

魚の骨を出すときは口元を手か懐紙で隠して箸で取って懐紙に挟むか、皿の端におきます。

口に入れたものを箸で出していいんだ、と思いましたよ。


お刺身のツマはそのままお醤油に付けずに、箸に付けた醤油をツマのほうに移して頂くといいそうです。

 

お作法をきちんと行うと初めはかなり面倒に感じましたが、知らずにうっかりやってしまいがちな事を伺い、これはきちんとしなくてはと思えるので不思議。

 

思うに、マナーというのは引き算のように思います。

 

絶対だめだよ、と言われる事さえしなければそう堅苦しくもなく、慣れのように思いました。


絶対ダメなのは、座布団の上に立つ、やってはいけないお箸の使い方、(渡し箸、迷い箸、刺し箸などなど)、

手皿、手で持てる食器を置いたまま食べること、音を立てて食べる、頭を下げた犬食いの姿勢。これらは普段から気をつけた方がいいですね。


手に持てない器の料理で、手皿をやりがちですが、懐紙を使うのがいいそうです。

懐紙がない時はお椀の蓋、茶碗の蓋などを使うといいそうです。(普段懐紙なんて持って歩きませんからね。)


あとはダンスで言えばベーシックな所作の繰り返しです。(箸の上げ下げや蓋の開け方なんかです)
それだけで、「きちんと感」がでるのです。

もう一つ思ったのは、例えば会席料理のように、一口サイズで食べられるものばかりでも、所作を丁寧に行う事で、自然と食事に時間がかかるためお腹がいっぱいになってしまいます。

普段からこうやって頂くと少しの量でもお腹が満たされてダイエットにいいのでしょうね。

お膳というのもいいと思いました。

一品づつ運ばれて来て、それを紙一重持ち上げて手前に(自分の食べやすい位置に)動かすのですが、必ず食器を触る事になります。

食器の絵柄や、質感や、料理の温度など、触覚でも楽しむ事が出来ます。

テーブルに運ばれる場合は食べられる位置に置かれますから、一つ味わいが減ってしまうのですね。

 

とてもよい体験をさせて頂き、改めて日本文化の素晴らしさに触れ、今年はよいスタートを切れたと感謝です。

 

 

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前菜は手前から頂きます。お皿の中が崩れないように頂きます。
手に持てない食器なので懐紙を使います。


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お吸い物の蓋の開け方は先ず1時の方へ開き、3時の方に蓋を回すように開けると水滴を切ることができます。(水切りの所作)
一旦左手で持ち替えて右手で右側におきます。

箸から先に持つのはタブー。
お椀を持ち上げた後、右手で箸を上から掴み、お椀を持っている手の中指に一旦預けてから持ち替えます。
口の中で具材を噛んでいる間はお椀は胸より下へ下げておきます。

 

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 おつくりは醤油皿を持って頂きます。

手皿は絶対タブーだそうです。

金魚草も食べられるんです。

 

 

 

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炊き合わせは、べつべつに調理した具材を盛り付けて出汁を張っているのでこのお出汁はのんでもOK   

 

 
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 はじかみは最後に頂きます。

皮や骨やはじかみの茎は左端に寄せておきます。

 

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蒸し物は熱いので気を付けて、器を持ちます。

お皿ごと持ってもOK。

何が入ってるかなぁとかき混ぜまぜてはダメ。

スプーンに当たったものから頂きます。

 

 
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ごはんの蓋は左に、味噌汁の蓋は右におきます。

それぞれ水切りの所作で蓋をあけますが、ごはんの場合は逆方向(11時から9時)になります。

ご飯とみそ汁は初めに一口づつ頂きます。(ごはん-味噌汁の順)

漬物を食べる時はお茶碗を持って、茶碗越しに取らないようにします。(山越しない)

 一膳飯は正式な場ではよくないので、お代わり出来そうもない時は、蓋に3分の1程度分けておき、2回に分けて食べればいいそうです。

 

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皮のあるものは食べた後皮を上にすると見た目がきれい。

つかった懐紙はお皿の下に。
箸は箸袋に戻して、袋の箸をちょっと折っておくといいそうです。