「虹の〜都 光の〜港 キネマの天地」

 

 

松竹蒲田から大船への移転時期を描いた「キネマの天地」。

 

昔見た時には、有森成実と中井貴一の恋愛ものとしての印象が強かったですが、見直してみると、

寅さんの別バージョンとして楽しむ方が正解のような気もするくらい、渥美清が素晴らしい。

渥美清の登場するシーンは目が離せず、セリフの言い回しも含めて、記憶に残る名シーンばかりです。

 

娘の初主演の映画を隣の奥さん(賠償千恵子、旦那は前田吟!子供は吉岡秀隆!)と見に行き、娘の名シーンを見ることもなく、座席で亡くなってしまうシーン。渥美の抑えた演技と賠償の誠実さが画面を印象付ける。

 

大船撮影所は、95年に「鎌倉シネマワールド」になりましたが、3年後に閉館。

渥美清が96年に亡くなっていることを考えると、一時代の区切りだったのかもしれない。

閉園の数日前に見に行ったシネマワールドは、ウルトラマンが迎えてくれるテーマパークとなっていました。

それでも、映画好きの私としては良い思い出です。

まだロゴの入ったパーカーを使わずに大切に持っています。