今回の「お家で聴こう!」は、出来たてのホヤホヤであります。

数日前、旧知の“板さん”こと板倉雅一氏から「画面分割のリモートコラボしたい~」とメッセージが来ました。

板さんは、元・浜田省吾バンドのキーボーディストで、浜省バンドサウンドの立役者であります。現在はソロや数多くのユニットで精力的に活動しています。

studio AMBの初回レコーディングは、板さんと葛山信吾くんのユニット『BRICKS』でした。

板さんと「なるべくクオリティーを落としたくないよねぇ~」とあれこれ策を練っているうちに、とりあえずお得意の「音」からテストしてみる事に。

板さんも以前は機材を山ほど持ってスタジオに来ていましたが、コンピューターでの作業になってからはネットで音をやり取りするのが当たり前になっていました。

という訳で、電気楽器を自宅で弾いて録音するのは比較的簡単にできますが、歌や生楽器は環境が整わない場合も多いです。

周囲への騒音問題もあるでしょうし、録音機材の問題も、録音できる「雑音がない環境」も大きな問題です。

動画となると、背景の状況もあります。

そして、ヴォーカルは“花ちゃん”こと花岡幸代さん。

花ちゃんの18年ぶりの「再開ライヴ」で板さんにピアノでサポートしてもらい、その後もアルバムでアレンジと演奏をお願いしたり、板さんのクリスマスライヴにお呼ばれしたり。

三人チャットでのやり取りは爆笑の連続で、免疫力は確実にアップしたと思います(苦笑)。

さて、問題は花ちゃんのヴォーカル録音。

リビングには常にギターが5~6本置いてあっていつでも弾ける環境だそうですが、録音機材はPCMレコーダーのみ。

ただ、PCMレコーダーは作曲用で、パソコンにつなぐ事もできないと。

デモを送ってくれる時はiPhoneのボイスメモで送って来るので、ならばそれでやってみようと。

録り方を何度か変えてもらって、届いたヴォーカルと板さんのピアノをミックスして、この音ならば大丈夫かな?とテストは完了。

当初、二分割動画の予定だったので、試しにそのまま録画しながら歌って欲しいとお願いしたら、「顔はダメ」と(苦笑)。

板さんも、「音は出来たし、さっきの動画で良いよ」と。

え~~~~?!二画面動画って言ったの板さんぢゃ~ん?!(苦笑)

「さっきの動画」とは、ミックスをお二人に聴いてもらうのに、簡単な動画を作って送ったのですが、それが仇になってしまいました……(苦笑)。

ま、とりあえず音はリモートとはいえ流石の仕上がりになったのでオッケーでありますが。

曲は、キャロル・キングの『You've Got a Friend』です。

花ちゃんは、1stと2ndアルバムでキャロル・キングに曲を書いてもらっているので、あながち縁がない訳ではないのかも(笑)。

 

外出自粛でイベントやライヴが壊滅的な状況で、ネットライヴなども取り組みが始まっていますが、2018年末に花ちゃんのスタジオライヴをやってます。

お時間がある時にでもどうぞ。