西宮の器ギャラリー・空庵さんで、みつゆき先生のハープレッスンを受けてきました。

今日は、
「間違い」というのはない。
という先生の言葉が印象に残りました。


ハープは、ピアノとは異なる弾き方をします。

まず楽譜上のひとまとまりの音の弦にそれぞれ指を置き、それから弾きます。

置いた指の一音目を弾いたら、その他の弦はもう見なくても弾けるので、視線を次のひとまとまりの音の弦に移しておくのです。

弦を見て➡指を置き➡弾く
その繰り返しです。

見たら自然にその弦に指が運ばれます。
ですから、もし、違う音を鳴らしてしまった時は、違う所を見ただけだ、ということなのです。

このことから、ハープは「見る」ことが大事だというになります。

「見る」といっても、ただ目で見るだけではありません。
何度も弾いて、弦を弾く指の感覚で弦の位置を覚え込ませるのです。

つまり、ハープは視覚と触覚(指先の感覚)で弾くということです。


「間違い」というものはない。
先生がそう仰ってくださるので、違う音を出してしまっても気にせず、安心して弾くこと(見ること)に専念できます。

リラックスして、何度も何度も弦と指の感覚を覚え込ませていきます。

すると、だんだんと楽しく、なってきます。
更に、弾きたい弦が浮き上がって見えてきます。

こうなると、体の力みも緩み、ますます楽しくなり、良い音が出るのです。

また、
ハープは練習するものではなく、弾きたい音を楽に弾くための「確認作業」なんだ。
そう先生は仰います。

練習だと思うと「しなければならない」と辛いものになってしまいますが、確認作業だと思うと、気軽にできる感じがします。


「間違い」を「間違った」とネガティブに捉えるのではなく、「違う所を見ただけ」とポジティブに捉えることで、楽しく楽にうまく行く。

ハープを通して今日も大切な事を学ばせていただきました。