突然ですが、神経可塑性ということばをご存知ですか?
脳の構造・機能の継続的リモデリングといわれます。
すなわち年月が経つにつれて脳も進化、変化していくということです。
その「神経可塑性」は、生涯を通じて生じることがわかりました。
「神経可塑性」は、人生経験や遺伝子、生物学的因子による影響、行動による影響、また思考パターンによる影響も受けると考えられます。
興味深いことに、運動や一般的な身体活動は「神経栄養因子」(脳細胞の成長・回復を刺激する化学物質)に大きな影響をあたえます。
この神経栄養因子にとってもよい影響を及ぼすのが、運動です!!!
下の記事をご覧ください!
運動は強迫性障害の克服に効果的です。私のクライアントのひとりは、私が指導する運動の習慣をつけただけで、劇的に強迫性障害の症状が短期間で改善したと報告されました。
また、国際論文においても運動は強迫性障害の症状の克服にかなり効果的であることが科学的に認識も既になされています。
体を動かしていると、脳内のBDNF(脳神経栄養因子)という物質が増加することが確認されています。
そして、このBDNFには強力な抗うつ作用があることが知られており、BDNFを上昇させることで強迫性障害の症状は弱まっていくことになります。ある研究では強迫性障害やうつ病の人では血中のBDNFレベルが例外なく全員低下していることを示唆しています。
BDNFが低下すると、セロトニンもドパミンもすべて低くなります。抗不安作用のあるGABA(γアミノ酪酸)もオキシトシンレベルもすべて低下します。しかしながら、これらの弊害は運動によって克服することができます。
強迫性障害の人は運動不足が多いです。体を使っていないと人間は思考過剰状態に陥ります。デカルトの言葉、「人間は考える葦である」という格言がある通りですが、考えるがゆえに、悩み、苦しみが生じるということになります。
運動不足になっていると、動物性から遠ざかることになり、ますます考える人間にヒトはなっていきますが、過度に人間性の方面へ偏り過ぎると、心身のバランスが崩れ、強迫性障害のような神経症の症状が生み出されやすくなります。
思考過剰状態自体がストレスだからです。人間は思考ばかりに行き過ぎるとメンタル系の心の病気を発症しやすくなります。
何故かというと、人間は動物でもあり、動物とは動く物と書くように、体を動かしていないと、メンタルヘルスの健康を維持することができぬように、遺伝子に記述されているからです。
つまり、運動をすることでこれらの神経伝達物質の量を増加させ、正常化することが可能になってくるわけです。
強迫性障害になったらジョギングのような有酸素運動、腕立て伏せ、腹筋、背筋のようなオーソドックスな筋トレを習慣化させた方がいいわけです。
このようにみなさんも運動を生活の一部に取り入れれば、よりよい生活を楽しむことができます。
ぜひ!
じゃあね。