最近どうも睡眠で悩まされることが多く、今日は一睡もしないままゼミに参加してしまい(ゼミの1回1回が貴重だと思っているので非常につらいです)、加えて帰宅後もあまり眠れなかったせいか先ほどから頭が痛いので、薬が効くまで簡単に今日のゼミの感想を書こうと思います。


僕はとある事情で昨年度は基礎法学のゼミに所属していたため、判例読解にゼミで本格的に取り組むのは今日が初めてでした。


事前に印刷されていたものは読んでいたのですが、「最高裁判例はこうで、原審・原々審は同じ主張をしているな」程度の認識しかなく、最高裁判例の是非までは思考が及んでいませんでした。


しかし、よくよく文言に注意して読めば、原審・原々審の規範の意図するところはなにか、それらの微妙なニュアンスの違いはなにか、といったところに様々な気づきがあり、最終的に原審・原々審の規範と付き合わせたときの最高裁の判断はほんとうに妥当なのか?という疑問が湧き、(このような表現が妥当かわかりませんが)判例に立体感が生まれ、深く感動を覚えました。


と同時に、これまで判例百選を読んですっかり判例解釈というものを理解した気になっていたものの、自分はまだまだ経験不足だなと痛感させられ、「報告でここまで深い読みができるのか?」と少し不安を覚えました。


しかし、「怪我」があってこその学びだと思いますので、不安を感じるのは事実ですがそれに潰されず、自分なりに最大限の努力ができれば、と思います。