誘惑に克つ方法〜その1〜 | 学生のための役立つブログ

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こんにちは

今週初めての投稿です。
頻繁にブログが書けなくてすみません。

今日は「誘惑に克つ方法」について書いていきたいと思います。これは根性論ではなく行動科学に基づいた話であります。

最近といってもここ3-4年のことですが、身の回りに誘惑が本当に増えました。スマホが普及してみんながLINEをしだすと、もう四六時中誰かが発言したら画面が光って、音がなり、、というようにあなたをスマホに引きつけます。もちろんそういったお知らせ機能をストップさせることは出来ますが、それでもついつい気になってスマホに手が伸びてしまう、、なんてこと多いですよね。今やレストランも電車内もスマホいじっている人だらけです。昔までは「やれやれ最近の若者は携帯ばかりいじって、、、」なんて渋い顔してた中高年の人も今ではスマホでゲーム、、なんて有様です。

というわけで別に説教したいわけではないですが、とにかくスマホ依存症のような状態にいる人はかなり多いです。大学の講義中も教室の後ろの方はほぼ確実にスマホいじってます。

平ったくて、机に置いても先生からバレず、ネットしたり、ゲームしたり、LINEしたり、、、とにかくガラケーの時とは比べ物にならないくらい「隠れて携帯をいじる」という行為が容易になりました。世の中便利になると良いことばかりではないのかもしれないですね。

また大手SNSサイトのフェイスブックを使っている人も多いと思いますが、フェイスブックにも色々とあなたを誘惑する工夫がされています。パソコンでもスマホ、タブレットでも同様ですが、誰かからメッセが来たり、投稿なんかがされたりすると赤く表示されますよね。しかもあの赤いお知らせ表示って画面スクロールしても上隅か下隅にずっと残っていますよね。フェイスブックの青地の中に赤いお知らせ表示がされると嫌でも気になります。画面を変えても、スクロールしてもずっと視界のどこかにそれが入ってきて気になって気になってたまりません。あの青地と赤の色の組み合わせはもちろん偶然ではなく、わざとあーいう色合いにしております。

元来赤という色は他の色よりも非常に目に入りやすく、気になる色なのです。かつてマクドナルドが幹線道路沿いに大きな赤い看板を建てようとして、「赤い看板にドライバーが慣れてしまうと、赤信号に対する意識が緩慢になってしまう」なんてことが議論されたくらい「赤」という色は我々を惹きつけます。フェイスブックは(そして多くのSNS、アプリなどは)赤色の持つ誘惑を上手く利用しているわけです。

カフェなどで勉強している人も、勉強しているかと思えばすぐにスマホをいじり、、また勉強に戻ったかと思うとまたスマホに目をやり、、なんて風景が多く見られます(「そもそもカフェでの勉強は勉強ではない」という議論はとりあえず今は置いておきましょう(笑))。

ということで、前置きがいつものごとく長くなりましたが、この誘惑に克つ方法を考えていきましょう。今までSNSやスマホの誘惑ばかり言及してきましたが、ダイエット中の人にとってはカロリーの高い食べ物の誘惑、ゲームし過ぎだと思う人はゲームからの誘惑、、など誘惑の内容は何でも結構です。

どのような誘惑であれ、それに打ち克つ方法について説明します。
その前に以下のことを意識してみてください。

☆「やめたいこと」には必ず見返りがある
人間はそこまで非合理的ではないので、「やめたいなー」と思っていることであっても、ついついやり続けてしまうにはそれなりの理由(見返り)があります。本当に嫌で嫌でたまらないなら多分、やり続けてしまうという状況になりません。例えば貴重な週末や自由時間をダラダラ見たくもないテレビを観て過ごして気がついたらもう夕方~夜なんてことありますよね。それでその時なって「あー時間を無駄にしてしまった。もっと有意義に過ごせたのに、、」なんて思いながらもまた、次の週末が来たらまたダラダラ、、、ぼーっとテレビの前で時間を過ごす、、とか。


やめたいやめたいと思いつつ、ついやってしまうのは実はあなたは「やめたい」と思っていると同時に実はその行為から「見返り」を受けているのです。

例えば、今の例で「だらだらテレビを観てしまう」というのは「テレビを観る」という行為が他の行為よりも「望ましい」と思ってしまっているからです。

本当は「週末は部屋の掃除をしよう!」とか「読書をしよう!」、「買い物に行こう」などと考えていてもつい「テレビを観ながらゴロゴロ、、」して過ごしてしまうのは「テレビを観てゴロゴロしている」事のほうが楽で魅力的だからです。

部屋の掃除をするのは体力を使いますよね。部屋を片付けて、掃除機かけて、模様替えしてみたり、、なんて、言うのは簡単ですがいざやるとなるとなかなかめんどくさいです。なにから始めたら良いかわからないくらい部屋が散らかっていたらなおのこと、やるのが億劫になります。

読書にしても、内容が難しかったり、ストーリーがつまらなかったりする中、活字を追うのは決して楽しい行為ではないでしょう。それが勉強絡みのことならなおのこと、やらなくちゃいけないと思いつつも積極的にやりたくはないでしょう。

買い物に行くのも今の季節、とにかく寒いですし、人混みの中出かけるのはそれだけで疲れるし、、

っというふうに実は「やりたいこと・やらなくちゃいけないこと」にネガティブな要素がはらんでいるのに対し、「やりたくないこと・やめたいこと」であった「テレビの前でゴロゴロ」は実に魅力的な週末の過ごし方のように思えてきてしまいます。

っというようにあなたが意識しているかしていないかに関わらず、「やめたいのになかなかやめられないこと」というのを実はあなたは喜んでしているのです。そしてあとになって「あーまた無駄な時間を過ごしてしまった、、、」とか「勉強しなくちゃいけないのに全然してないやー」という状況になるのです。

もちろん最初に挙げたLINEやスマホのゲーム等に関しても同様です。しかもこれらは先に述べたあの手この手の機能・方法であなたを誘惑しまくります。

なので、「誘惑に克つ」という具体的な方法に進む前にまず「やめたいこと、やりたくないこと」からあなたが実は得ている「見返り」について考えてください。

箇条書きにしてもいいし、要素を線で結んでもいいし、どのような方法でもいいので、まずは「なぜ自分はついつい◯◯をやってしまうのか」ということについて考えてみましょう。


次回は今日のことを踏まえて「誘惑に克つ方法」の具体策について書いていきます。