こんにちは
今日はちょっと「塾の選び方」シリーズは休憩して別の話題について書いていきたいと思います。
僕のブログでも時々言及していますが、世の中には「短期と長期」という観点から物事を考えるというやり方があります。
例えば勉強面では僕は「長期的な目標を設定してそれを達成するために週単位もしくは月単位の短期目標を決めよう」などと前いいました。
ビジネス面ではよく言われるのが「◯◯会社は短期的な利益ばかりを追求した結果、長期的な利益を残った」というような、どちらかと言うとネガティブな言い方をするときによく使われたりします。
この「短期と長期」という考え方について最近読んだ本で面白いものがあったのでちょっと僕なりの解釈というか考えも含めて紹介したいと思います。
先ほど「短期的な利益を追求した結果、長期的な利益を残った」というような言い方をするといいましたがこれってよく考えるとちょっと意味が通じないですよね。
おそらくこういう言い方をする人は「短期的な利益を求めすぎて、長期的な利益に繋がる新商品の開発投資や、設備投資など短期的にはコストとなるような経営戦略をとらなかったから長い目で見て経営が行き詰まった」ということをいいたいのだと思います。
ただ、「利益を追求」という一点については短期と長期という分け方はあまり意味が無いのではないかと考えることも出来ます。なぜなら短期と長期は決して簡単に分けられるものではないからです。長期とは短期の積み重ねです。つまり短期的な利益を追求し続けることが長期的な利益に繋がると考えることもできるからです。
そう考えると、先ほどの長期的な利益に繋げるために設備投資を~って話は、短期的な利益の追求とはちょっと質というかそもそも同じ次元で語ってはいけないものなのかもしれません。勉強面でも同じで短期的な学習の積み重ねが長期的な学力UPに繋がるという考え方が出来ます。
そう考えると昨今の長期重視・短期軽視のみかたというのはちょっと的はずれなのかもしれません。
いいとこ取りな言い方になりますが、「長期的な利益を追求するために、短期的にその場その場で最善策を取る」ということが最も大事なのかもしれません。つまり長期>短期でも、長期<短期でもなく、短期の積み重ね→長期という考え方が重要なのかもしれません。
勉強面で言えば、持論の補強のようになりましたが、
長期目標の設定→長期目標達成のための中期目標の達成→中期目標達成のための短期利益設定
という順番で目標を設定し、
短期目標達成→中期目標達成→長期目標達成
という順番で目標達成のために行動するというのが理想的な目標設定・行動指針となるのではないでしょうか。
これは勉強面に限らず何においても応用することが出来るかもしれません。
こういった観点から「短期と長期」という考え方をすると物事の整理がし易いかもしれません。
つまり、もう一度言いますが、
長期>短期でも、長期<短期でもなく、短期の積み重ね→長期という考え方です。