レベルに気をつけろ!
マスタリング時にアナログ機材を通したとき、
そのサウンドが太くなるどころか、
最終的に音圧は上がっているのだけど、低域が減衰していたり、
逆に高域のオープンなニュアンスが損なわれていたりとかありませんか?
とくに、コンプなどを使った時にこういったことが出やすかったりするのですが、
マスタリング時の音が飽和している音源に対して、
コンプ(リミッター)処理をやる場合は、
要注意なこととして、レベルを突っ込み過ぎないってこと。
これは、ボリュームのレベルだけでなく、
その機材のベストサウンドのインピーダンスのレベルもかなり関係してきますね。
とくに、ビンテージの機材とか持っている場合は要チェックです。
適正なインピーダンスがマッチしていないと
本来のパフォーマンスが出なかったりするんですよね。
ここでチェックしてほしいのは、上記に上げた低域のニュアンス。
音圧が上がっていることに耳が麻痺しちゃうと
なかなか気づかなかったりするのだけど、
原音と同じ音量まで下げてチェックしてみると、わかりやすいです。
そして、この低域が原音の質感を損なわず、
自然なポジションと大きさでセッティングできていれば、
その後のプロセスでEQをはさむ頻度がとても減ります。
また、EQをかける場合も、
かかり具合がじつにコントロールしやすくなるんですね~。
高域のオープンなニュアンスも同じくですかね。
というか、インピーダンスをフレキシブルに変えられるような
機材とかでないかな~、笑。
もちろんマスタリングレベルで使えるやつ。
出たらめちゃめちゃ重宝しそう。
スタビー マスタリング
http://www.stubbie.co.jp/mastering/